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ムー襲来イベント前篇 その22

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

ムー襲来イベント前篇 その22

アイスプル

イベントの途中だが、一度アイスプルに戻ることにした。

……ムー世界に『侵略者』が現れた、という考察も浮かんだからな。

「しかしまあ、さすがはジンリだな……剥すのにあんなに苦労する仕込みをされるとは」

《WITHシステムによる、出力増大を行ったマーキング。まさか、そこにWITHシステムを用いず相乗効果を図るとは……今後のアップデート、その参考としましょう》

そのプログラムを導入する前から、僅かながらに確認されていた『プログラム』同士を同調させて性能を強化できる仕様。

同調率は劣るものの、その再現ができるようにしたのがWITHシステム。

……だがそこに、更に掛け合わせを行うことは開発者側としても想定外だった。

要するに、二人×二人の計四人で一つの能力を発動させたわけだ。

それがマーキング、固定やら条件式の今日からやら……まあいろいろとである。

隠蔽系も仕込まれていたので、最悪それに気づかないということも……。

それに気づけたのは単純に、ジンリが何もせずに俺を放置すると思わなかったから。

つまりメタ読み、徹底的に体を調べてもらいその痕跡を見つけることができた。

それが分かればあとは簡単……とはいかなかったが、それでも何とかした。

その過程で分かったのが、例の相乗効果。

──さっそく人形たちに同調してもらい、こちらも同じく四つ分の解呪を使うことで外すことに成功したわけだ。

「俺も[アライバー]とかプログレスの庇護でできればな……『プログレス』のコンボ自体はできても、出力増大ができないからな」

《あれらは同調による想念の強化、それを前提としておりますので。旦那様がお独りで無数に掛け合わせても、同じようにはできないのです》

「まあ、代わりに人形たちなら普通に組み合わせられるから、全然問題にはならないんだけどな……むしろ、素の状態で同調できるから、もっとできるようになるんだよな」

同調による強化も無制限では無く、八人で試そうとしてもダメだった。

鍵は『プログレス』自体のレベル、今回用いられたのはどれも3以上だったようで。

「中級扱いな4以上なら、また別の結果になるのかもしれないな。さすがに、マスター級同士の掛け合わせはまだまだ無理だし……そもそもインストールができないから、検証は無理か」

《高純度の星宝石でも難しかったですが……今回得た陽珠など、各星々の希少な品を組み合わせれば、あるいは……》

「うん、なんかラスボス限定の変身アイテムみたいになりそうだな。なんか、それはそれでやりたくなってきたけど」

女神プログレスの信者であれば、ある程度他者の『プログレス』をレンタル可能だ。

俺はそれを誰の物でもできるだけ、規制している側だからな。

だがインストールは開発者の特権、俺にしかできないことだ。

紛い物はできても、権限は俺が握っているわけで……マスター級もいつか使いたいな。