死天の試練二回目 その03
死天の試練二回目 その03
効率よく敵性ユニットを減らせる方法を見つけたかと思いきや、一定数を超えた辺りで変化が──倒しても、また同じユニットが復活しているらしい。
「で、分かった結果は同じアプローチの禁止か。自壊による死亡、その際に行った投擲による敵性ユニットの撃破については無効とする。みたいな感じでいいんだよな?」
《間違いないかと》
「『SEBAS』の操縦については見逃してもらえたようで何よりだ……こう、糸で体を操作するとか、そういう感じだったらダメなパターンだった気がするしな」
それについては職業能力に存在しており、だからこそだと俺は睨んでいる。
つまり、システム的に定められた行動に対しての縛りなのだろう。
「その点、『SEBAS』の操縦は完全なマニュアルだしな。結果として死ぬことにはなるかもしれないが、何か特別な能力を使ったわけじゃないんだから、設定することができないんだろう」
《あるいは、そういったケースも想定しての縛りなのかもしれません。次代の『死天』がどういった方になるのかは分かりませんが、今後の可能性をすべて排除しないためにも、そういった配慮があるのかと》
まあ、後のことについてはその人たちで考えてもらえばいい。
俺にとって重要なのは、『SEBAS』の補助付きでも問題無いという一点のみ。
物凄く広い括りで言えば、ある意味あらゆる死因に『SEBAS』も関与している。
それすらも縛りの対象に入るのであれば、もう手の施しようが無かっただろう。
「[モルメス]での投擲オンリー、あるいは“必射的中”とのセットだけならまだ通る。ただこれも、数をこなせばいづれ無効化される未来にあるわけだ……死因にもあれだけバリエーションがあるわけだしな」
つまりはそういうことだ。
たった一つの方法でごり押しするわけではなく、ありとあらゆる手段を用いて突破するのもまた試練の一つなのだろう。
試練の条件を満たすに当たり、ある程度手数がある休人が選ばれているはず。
俺もいちおうそうだ……ただ、出力が異様に低いから役に立たないだけで。
「とりあえず、投擲にバリエーションをもたせて通じるか試してみよう。風で操作、火で噴射、電磁加速……いろいろやって、それぞれを別でカウントしてくれるかの検証だ」
《畏まりました》
そして検証結果。
いちおう個別でカウントしてくれるが、その分少ない数で無効化の判定が発生。
また、[モルメス]以外のアイテムを投擲した場合も同様。
ただし、接近戦で[モルメス]を使う分にはまだ無効化されていない。
結論として、同じ物を同じ方法で使い続けるのはダメ。
似た方法は少しの間認めるが、別の方法に誘導する流れ……なお、出現数は変動無し!