LNCrawler

第二回コラボイベント予告

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

第二回コラボイベント予告

現実

ルリがいづれ到達するであろう、神々の真なる領域──神天世界。

人の住まう他の星々と違い、そこは神々のために築かれた場所らしい。

「まあ、そんなこんなでしばらくはゆっくりしてたいわけだ」

「……お前のせいで忙しい俺の前で、よくもまあ平然とそんなことが言えるな」

「? 俺はただ、EHOで特撮みたいなことができるようにしただけだが……何か問題でもあったか?」

「その『俺何かやっちゃいました?』みたいなヤツ、止めろ。分かってるじゃねぇか」

拓真からの苦情は甘んじて受け入れる。

情報屋として、また俺との繋がりを持つ者として関係各所からいろいろと探りが入ったらしい。

それはジンリだけでなく、暗躍街の逸脱した連中も含めて。

それだけの価値が“改人創象”にはある、ということにしておこう。

「で、なんか楽しそうだし……もしかして、イベントが来たか?」

「そう、そうなんだよ。それもアレだ──コラボイベントだ」

「…………ずいぶんと久しぶりだな。もしかしてアレか、一定数溜まるまでずっと待ってたみたいな……」

「んなわけあるか。引く手数多だろう、強いて言うなら選別とか擦り合わせとかじゃないか? 前回のイベントだって、かなりのクオリティだったわけだし」

第一回コラボイベント。

それは五つのゲームタイトルとのコラボを同時に実現し、EHOプレイヤーたちを色々な意味で騒然とさせた。

パズルゲーム、リズムゲーム、カードゲーム、スローライフゲーム、ライドゲーム。

それぞれのファンも新たに生まれ、売り上げがかなり向上したとかしないとか。

「……で、今回は復刻だよな?」

「いや決めつけんなよ。復刻もだし、新規もあるってのは確定だ。さすがに復刻もやらないと、前回以降に始めたやつらが暴動を起こすだろうし」

「あー、『カードバトラー』とかな」

休人の中には、『プログレス』の能力としてカードを媒介としたものを発現させる者も居るのだが……その肝心のカードが、あまり集まらなかったらしい。

いちおうEHOで得られるアイテムや従魔の一部は、カードとしても使えることが途中で発見されたのだが……むしろ、それを見つけ出したことを凄い執念だと思ったな。

「今回、新規はどれくらいなんだ?」

「それが分かってないんだよ。復刻版をやるのと、新規があるってことだけ。あとはもう完全シークレット。昔のソシャゲみたいに解析して情報を出すとかも……無理だしな」

「マザーAIだもんな」

悪質なハッキングには、容赦のない制裁が下ります。

なお、そうじゃないものならば何度か注意勧告がされ、そこで止めればセーフらしい。

人によって回数が違うらしいが、まあセーフになるからとやった結果だろう。

その辺に温情がある辺り、人に優しいAIなのだと分かる話だ。