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第二回コラボイベント前篇 その03

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

第二回コラボイベント前篇 その03

新規コラボタイトルの確認を終えた。

そして、最初に選ぶコラボイベント──それは風兎への恩に報いるべく、彼がとても推している『アイドル・ラブ・ユー』とした。

「だいたいの仕様はおんなじだな。まず端末操作のリズムゲーか、オリジナル要素としてアイドルたちのライブに襲撃してくる魔物を排除するかだ……」

前者は前者で休人としてのスペックを発揮できるので、現実では難易度の高い内容でもクリアしやすくなってるんだよな……なお、現実でやっていてもデータの同期は不可能。

ただ、端末も端末でいろいろと設定を変えられるうえ、画面の方もUIにしたりVR空間風にしたりといろいろできる……こっちもこっちで楽しめるのだ。

「で、追加要素は……これだな。アイドルグループの変更、前回は固定されてたもんな。これは…………もう荒れるだろう」

《[掲示板]ではこの情報が即座にファンによって挙げられ、プチ炎上が起きています》

「だろうよ。風兎が箱推しで良かった……」

アイドル個人、あるいは特定のグループのみを推している人も居るからな。

当然、そうなればイベントの交換景品にも影響が出ていることだろう……周回要素だ。

まあうん、コンプリートするつもりではあるのだが……他のコラボもこれと同じくらい追加要素が入っているとなると、果たして期間中に終えられるのだろうか。

◆   □   ◆   □   ◆

端末の方は基本的に、バトルなどはしない文字通りの手作業でクリア可能。

毎度お馴染み万能執事、『SEBAS』に体の操縦を委ねるだけで作業は進む。

毎回パーフェクト判定で高得点を出せば、景品交換に必要なスコアが溜まっていく。

調べたところ、交換そのものに条件達成が必要な景品もあった……いわゆる沼要素だ。

実績──質か量でそれを満たすためにも、作業染みたゲームを繰り返していく。

……もちろん、毎回登場する様々なアイドルたちの姿に癒されてはいるのだけれども。

「風兎も喜んでくれているといいな」

俺の視界を介し、『SEBAS』がアイスプルで待つ風兎に今の様子を届けている。

本当はパーティーメンバーとして連れてきたかったのだが、それはできなかった。

こちらのモードは残念ながら一人用、他のメンバーは別の空間に飛ばされてしまう。

例外的に、『SEBAS』のように結びつきを持っているならば複数入場可能だが。

「とりあえず、全楽曲を終わらせてコラボの方に行こう。作業ゲー要素はサクッと済ませていくぞ」

《畏まりました》

なお、凄い人だとあえて曲の速度を速め、身体強化で追いつきクリアしているらしい。

……もうゲームとして楽しんでいるのか、分からなくなるようなやり方だよな。