第二回コラボイベント前篇 その17
第二回コラボイベント前篇 その17
オタクの集う場所特有の盛り上がりを見せる、カードバトラーのコラボエリア。
そこではジンリの監視の目は機能せず、思う存分楽しむことができるらしい。
「いやー、やっぱりこういう人が集まっている場所ってのも楽しいな」
カードのトレードだったりコスプレパレードの鑑賞だったり、はたまた自作グッズの売り買いなどなど……いろいろと行った。
もともとカードバトラーというゲームは、多くのカードゲームの集合体。
それぞれの仕様を擦り合わせ、一つに纏め上げたという過去を持つ。
だからこそ、それぞれの作品にかなりの数のキャラや設定が存在する。
……そのキャラにしても、季節に合わせた衣装や他作品とのコラボ衣装もあるからな。
本当に多種多様、だからこそグッズもかなりの数が存在する。
そしてそれだけでは足りないと、自作する者たちも現れるのだ。
「フィギュアなんかもいっぱいあったな。かなりのディテールだったし……現実でも作れれば売れそうだったぞ」
《今回はそういった要素もございますよ。元より就職した職業に関係なくカードバトルは可能ですが、カード集めには戦闘要素も含まれますので。生産職にはアイテムを作るコンテストが開かれるようです》
「あー、そういうのもあるのか……風兎に言うべきか言わないべきか」
何ならそれのためだけに、一から生産職を始めるかもしれないな。
フィギュアを作る、そのためだけにそれをやりかねない風兎である。
「……まあ、その方が面白そうだし。後で教えておいてくれ。可能ならそのサポートの方も頼みたい」
《畏まりました。旦那様はこの後何を?》
「とりあえず、バトルの方をやってみる。いやまあ、メタデッキでも無いと勝てないらしいけど……とりあえず挑戦してポイントを稼いでおきたいし」
カードバトラー、そしてそれぞれの作品のキャラとの仮想対戦。
そういったものが可能になったとのことだし、やってみたいと思った。
これもかなり奥が深いとのこと。
それぞれのカードゲーム限定仕様、あるいはカードバトラー全体の仕様かを選べる。
……そういう仕様の関係上、一番難易度が高いのはアニメ版カードバトラーの主人公。
全作品の適合したうえ、それぞれの作品の強キャラを捻じ伏せ頂点に立ったわけだし。
「『騎士王』デッキや【倣慢魔王】デッキも全部出していこう。それでも勝てるかは……分からないけど」
失うものは何も無い。
実際の作品だと闇のゲームとか言っていたものもあるが、問題ない……痛覚耐性は必須と書かれていたけど、多分きっと。