第二回コラボイベント前篇 その20
第二回コラボイベント前篇 その20
コラボエリア ザ・ロード
予想通り、問題だらけのパック開封を終えた……『SEBAS』によるデッキ構築が難航しそうだったので、とりあえずサポート無しが必須の準備は止めてもらうことに。
時間が掛かってもゆっくりと、かつ俺の支援も……という贅沢コースを要求し、俺は次のコラボタイトルへ。
前回も登場した乗り物ゲー『ザ・ロード』にて、俺は乗り物を選んでいた。
どうやら乗り物の追加だけでなく、他にも新規要素を加えていたらしい。
「……性能をある程度統一しての、レース形式か。まあ、ギミックらしいギミックを自前で持つのも多いもんな」
四輪車や二輪車だけでなく、動物や魔物などに騎乗してのレースも可能らしい。
身バレ防止として、シルエットだけのアバターでの参加も可能なんだとか。
コースはザ・ロードでもともと使用されていたものを流用、ただしそういったゲームにありがちなアイテムなどは存在せず。
純粋な技量のみで競い、挑むレース。
なお参加しただけで最低限のポイントが、そして順位に応じた追加ボーナスが発生するらしい。
「……くっ、景品解放のためにもやっておかないといかんか。身バレ防止機能はONにしておいて、あとアバターのサイズの方も弄っておこう。それに、組み合わせだな……やっぱり操縦系がマストだろうか」
やや現実準拠なレース仕様だが、今この場はザ・ロードのエリアである以前にEHOの世界だ──無いなら自前で用意する、つまりはそういうことである。
本来の性能に応じたCTが設定された自分の能力を、数個組み込むことが可能。
攻撃、防御、移動、妨害など……限られた能力でレースのトップを目指していく。
「まあ、数に制限があるのは熟練者と初心者の差の分か。段階で制限数に違いはあるけども、練度とかも違ってくるわけだし」
強者が強力無比な能力ばかり入れてきたとして、当然それなりには長いCTが設定され乱用はできない。
対して初心者向きの能力には、そこまで長いCTは設定されていない……一度切りの切り札を選ぶか、連発できる汎用性を選ぶかなどかなり奥が深くなっている。
「能力搭載版に合わせたタイムアタックもできるようになっているみたいだし、まずは検証からやっていかないとな」
運営側で用意された技、それに似通った能力などが使えればそれらを使用することができるシステム……俺の場合、【救星者】に組み込んだ職業能力がほとんど対象だ。
他にも術式がそれなりに。
さすがに“千変宝珠”や“究極術式”はダメだった……まあ、使えてたらそれはそれでチート級の性能を発揮するからな。