第二回コラボイベント前篇 その25
第二回コラボイベント前篇 その25
コラボエリア イセ村
ザ・ロードのレースゲーム、その初回は4位という結果に終わった。
そこまで行ければ次の階級が選べるようになるので、まあ良かったんだけどな。
アレから上級を数度、そして最上位を一度だけ参加してみた。
上の階級ほど使える技が多くなるし、参加者が使う技も強力になる。
なので俺たちのやり方も通用しづらくなっていく……その分こちらも増えた技で対応すればいいのだが、俺の使える技はほぼ性能で劣るものばかりだからな。
「しかしまあ、前回からそのまま引き継ぎで良かったよ。時間経過まで再現されてたら、確実に雑草だらけだったし」
ザ・ロードについては一先ず中断。
あとは時間が空いたときに、定期的にレースをやっておけば充分にスコアは稼ぐことができる……あるいは後半戦に期待だ。
「『のんびり異世界の村』、イセ村の新要素は……フィールドの変更か。村……村なのかこれって」
この辺はゲームと同じだな。
村から街へ行けるようになったり、あるいは舞台が無人島だったりとだんだん規模が拡張していったもともとのゲーム。
どうやら二回目のコラボに当たり、村以外の要素が追加されたらしい。
必要経費さえ賄えれば、街への道ができたり無人島を訪れることができるようだ。
つまりは開拓……村はもともと陸の孤島なので、その辺を発展できるらしい。
それぞれ実績として景品解放に繋がるようだし、経費稼ぎも必要になってくるな。
「コンテスト要素はすでに発表済みか……規模が規模なだけに早く言っておかないと苦情が殺到するからかもな」
前回は自宅となった家のコンテストを行っていたが、今回はもっと規模がデカい。
村一つ、その全体の景観や住民の満足度などで決められるそうだ。
村が街と繋がっていたり、島に行けるようになっていればそれ自体の評価は高め。
だがそれ以外の要素がダメダメなら、あまり高評価とはならない。
……そのためには住民たちの声に耳を傾けて、必要な要素を満たす必要がある。
何なら頼み事をして、自分たちの住む環境の改善を促すなんて手もあるわけだ。
「うーん、それが結構苦労するところ。うちはまあ、“クリエイト”で人形が作れたから良かったけどさ」
前回、家具の一部を外すことができることに気づいた俺たち。
それを利用し、家電などを分解してアレコレ試した結果……ロボットが出来上がった。
これは一回目のコラボイベント終了後、メカ好き連中が実験を繰り返したことだ。
うちはメカドラとメカトラが興味を持ったので、あまり無茶なことはできなかった。
……まあ、『メカメカ団』のことだな。
彼らからその情報を貰っていて、どの家電からどういった部品が手に入るのかを理解しているので、今回はそれらを大量に揃えた。
イセ村の世界観から外れて良そうな気もするが、まあ住民にゴーレムなども居るから問題ないはず……そうして作ったロボットに、環境整備や保全を行ってもらっている。
「今後のことを考えると、住民たちと相談とかした方がいいんだろうな。勝手に無人島やら街に繋げるための場所を作るとか、普通に考えたら横暴だし」
ゲームだから、と勝手にやるのはダメ。
今の環境を望む者もいるかもしれないし、さっそく確認しておこう。