第二回コラボイベント前篇 その28
第二回コラボイベント前篇 その28
コラボエリア モンパズ
イセ村において、期間限定の村長として公共事業を行ってきた。
村の発展だけでなく、外部と繋がる道の確保など……だいたい人形任せだけどな。
──モンスター&パズル、通称モンパズ。
人形たちにイセ村のことを任せ、次に俺が選んだコラボタイトルである。
EHO版の場合、フィールド上に隠された触媒を集めていく仕様だ。
集めた触媒の数や種類など、組み合わせによって出力が変化する。
前回はとりあえず数だけ集めておけば、それでクリアになっていたが……
《次は火を三つ、水を四つ集めたうえで、累計数を二十以上です》
「了解だ!」
指定されたものを、ドローンたちと共にすぐさま探していく。
やがて草むらから発見の報告を受け、現場へ急行──赤色の宝石を三つ回収する。
同じく、青色の宝石を四つ川の中から見つけ出して元の場所に戻った。
すぐさまその宝石──ジェムに対し、加工スキルを起動、カットを施していく。
目の前には魔物……ではなくモンスターと呼ばれる、モンパズのキャラクター。
そしてその頭上に浮かぶカウントダウンを見つつ、加工を済ませる。
「これで──どうだ!?」
『うぉおお、凄い力を感じるよ!? これなら大丈夫! ──エッくんダンス♪』
現実とは異なる加工──三つと四つがそれぞれ合体して大きくなった二つを、俺は隣に浮かぶ卵に包まれた羽の生えた存在──このゲームのマスコットであるエッくんに渡す。
前回聞いたことの無い技、宙に浮かんだ状態でダンスを踊ると……モンスターはダメージを受けたかのようによろめき、そのままこの場から粒子と化していなくなった。
『さっき説明した三つ消しと、今回の四つ消し。どう、違いは分かったかな?』
「うーん……さっぱり」
『えー! ほら、こうダンスにキレがあったと思うんだけどなー!』
クイックイッと体を機敏に動かしてみせるエッくんだが、本当に分からん。
あとで、『SEBAS』にビデオ判定をしてもらおうか……。
「それで、チュートリアルはこれで済んだってことでいいか?」
『あっうん、そうだね! 特殊な集め方も分かってくれたみたいだし。でも、気を付けてね……そこのモンスターには特定の方法でしか攻撃が効かないんだ』
とまあ、新要素はそんな感じ。
前回のようにただジェムを集めるだけではダメで、特定の数やら組み合わせを必要とするモードも増えた。
そちらの方が、当然ながら報酬も多めなので行くしかない。
……なお『SEBAS』曰く、本当に違いはあったらしいです。