第二回コラボイベント前篇 その32
第二回コラボイベント前篇 その32
コラボエリア インベードガーディアン
二つ存在する新規コラボ、その片割れであるインベードガーディアン。
EHO版は単なる迎撃ではなく、タイトルに相応しい防衛戦となるらしい。
……のだがここで問題が。
アイスプルに所属している俺が、どういった状態で挑むことになるのかが分かっていないのだ。
「まあ、まずはゲーム版だな。操縦の方は任せてもいいよな?」
《問題ありません。なお、『インベードガーディアン』をプレイ後は、『ザ・ロード』にもこちらの機体が反映されるようですよ? ただし、そちらはレースに出すことはできないようですが》
「へぇ、トレーニングとかには案外いいのかもしれないな。初期の方だと、左右と発射のボタンだけだったらしいんだが……時代でその辺はどんどん進化していったみたいだな」
もともとはアーケード版しかないゲーム。
それが人気となり、家庭用となったりアプリになったりし、ついにはコラボとはいえVRゲームにも登場した。
動かす範囲もそれに応じ、どんどん拡張されていく。
……何十周年かを記念した作品で、かなり大幅な変化があったらしいんだよな。
《序盤のステージは初期作同様に左右のみ、以降は機体のカスタマイズ次第で難易度の調整が可能な模様》
「一度に撃つ数とか連射性能とか、そもそもの移動範囲とかだな。どうせ初期から弄れるものでもないだろうし、とりあえず最初のステージをやってみよう」
そんなこんなで画面を操作、ステージ1を選択してゲームスタート。
俺の体はどこかへと転送され、気が付けば無人の荒野へと飛ばされる。
目の前には操縦桿としてコントローラーとボタンが、上空には──ドットで構築されたUFOたちが。
「おおっ、そんな感じで来るのか!」
《では、旦那様》
「おう、後は任せるぞ」
ザ・ロードと同様、体の主導権を委ねて俺は視界を楽しむだけの存在に。
UFOから降り注ぐ謎物質の弾、それらを回避しながら迎撃の射撃が行われる。
一番最初のステージということもあり、放たれる速度も数もかなり控えめだ。
ただ、『SEBAS』は初期機体の性能をテストのために少々過剰に動かしている。
あえてスレスレになるよう動かしたり、相殺などはできるのか。
何より、EHOのシステムである能力などがどのように影響するかを重点的に調べる。
《操縦系の能力だけでなく、視神経や身体強化も関わってくるようですね。主に回避動作や連射速度に影響します》
「……虚弱なゲーマーじゃダメってことか。幻の都打ちとかそういうのも非力だとできないもんな」
ゲーム機によっては、連射機能付きのコントローラーが後から出たりしたんだっけ?
少なくとも初期機体にそんな機能は無いので、自力で何とかするしかないのだ。