第二回コラボイベント前篇 その34
第二回コラボイベント前篇 その34
インベードガーディアン、ステージ1をクリアすることができた。
若干ゲーム仕様とは違うところも、『SEBAS』によってバッチリ攻略。
「だいぶ進んだな……情報通り、途中からは操作の難易度も格段に上がってたし。まあ、操縦してないけど」
初期の機体のまま進めようとすると、そうしてステージの難易度がどんどん上がってクリアが困難になっていく仕様。
だが稼いだポイントを機体のカスタマイズに用いれば、その辺が少し楽になるのだ。
具体的にはビーム砲の威力や数や速度、あるいは機体の操作範囲など。
最後のはとてもシンプルで、最初同様に以降も左右の移動だけで良くしてくれる。
そこは何ともゲーム仕様、ステージそのものがほぼ2Dな感じになるのだ。
そうじゃなければ3D、というか衝撃とか滅茶苦茶来るので4Dとなる。
UFOからの攻撃も苛烈となり、それを初期機体で躱す『SEBAS』が凄い!
「本当に強化しなくていいのか? ほら、その方が楽だろう? スコアの稼ぎ的には、初期機体だろうがカスタマイズされた機体だろうが変わらない……というか、強化した方が効率よくなるみたいだけど」
《[掲示板]の有志の調査によって、理論上すべてのステージを初期機体でクリア可能となっております。そして、彼らがまだ解放できていないという実績。私はそこが気になっています》
「……つまり、完全初期機体のまんま全部クリアしたら何か起きると?」
《あくまで、これは仮説に過ぎません。しかし……それでもよろしいでしょうか?》
「よろしいも何も、俺って観てるだけだし。うん、『SEBAS』のやりたいようにやってみてくれ。ダメなら残念、当たりだったら大成功だ」
そんなこんなで、初期機体縛りでガンガンステージクリアを重ねていく。
時に弾幕を避け、時に超加速する砲弾を避け、時に自爆特攻(範囲ダメージ)を避け。
神懸った回避で危機を逃れ、プレイすること1時間……ついに最終ステージへ。
いつの間にやら機体は宇宙船に(機体性能自体は初期と同様)。
宇宙ということで動きも俊敏に、砲撃も弾道が曲がったりするクソ仕様。
それでも『SEBAS』は。そのすべてを掻い潜り──UFOたちの母船を破壊した。
「……インベードガーディアン、だよな?」
《間違いないかと》
「製作会社的に、ここまでがもともとやりたかったこと……なのか? 昔のゲームはデータ量に限度があったって言うし、リメイク版だと規模が拡大していることってあるしな」
まあ、何はともあれ世界の平和は守れたわけだ……本来であればこの時点で全ステージがクリアされたことになり、一度タイトル画面に戻るらしい。
「…………当たりみたいだな」
だが、そうではなかった。
俺たちの前には、次のステージに向かうかという選択肢が──迷うことなく、俺たちは次への挑戦を選んだ。