第二回コラボイベント前篇 その35
第二回コラボイベント前篇 その35
コラボエリア インベードガーディアン
神業プレイを『SEBAS』が魅せ、見事初期機体縛りで最終ステージまでクリアした俺たちは……[掲示板]に情報の挙がっていない、次のステージへと向かうことを選ぶ。
「……けどまあ、ダメだったな」
《申し訳ございません》
「いやいや、『SEBAS』に責はまったく無いからな? まさか──EHO版のクリアも条件に含まれていたとはな」
最終ステージのその先、俺たちはそちらへ向かおうとした……のだが、エラー音と共に浮かぶ警告画面によってその挑戦を阻まれてしまった。
各コラボ、それぞれゲームの仕様に合わせたモードとEHO要素を織り込んだモードが存在しており、俺が今回クリアしていたのは前者のみ。
どうやら後者の方もきちんとクリアしておかないと、本当の最終ステージに挑むことはできないようだ。
「いちおう、そっちは縛りとか特についてないみたいなんだが……どうするか。俺と、というかアイスプルとの相性がな」
それは、EHO版の仕様。
ビーム砲を使って防衛戦を行うゲーム版に対し、EHO版はアバターの全性能を用いての防衛となる。
情報によれば、少なくとも最初の方は地平線の彼方からやってくる宇宙人たちとの地上戦らしい……が、途中から普通に上空から攻撃してくるんだとか。
なのでそういった対策を持っていない連中は、装備を整えたり用意されたお助けアイテムを使用したりと、何かしらの対策を講じなければならない。
──そして、本来の目的である防衛。
要は時間を稼ぐことで、クリアすることができる……最後には自身が所属する星の強者たち、その影法師が何とかしてくれる。
問題はそこ、アイスプルの戦力について。
休人たちには部分的に秘匿しているその戦力が、運営公認イベントにおいてどこまで再現されているのか、という点だ。
ぶっちゃけ、全部使用可能なら……最初から最後までヌルゲー確定なんだけども。
それはそれで何らかの形で知られては困るため、挑戦を控えていたわけだ。
「まあでも、試練の時とかも結構使っていたからな。最悪その範疇……と風兎とかそれぐらいになるのかな?」
《あるいは出撃に制限が設けられている、という可能性も》
「…………全部そうだけど、やっぱり行ってみないと分からないよな。ダメなら即座に撤退すればいいし──行きますか」
《畏まりました。こちらも情報が分かり次第すぐにご報告します》
そんなこんなで、モードを切り替えて再びインベードガーディアンのコラボをプレイ。
──再び始まる侵略者との戦い、擬似的にだがアイスプル防衛戦スタートだ。