LNCrawler

第二回コラボイベント前篇 その37

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

第二回コラボイベント前篇 その37

インベードガーディアン、そのEHO版をプレイ開始。

援軍の到着は遅く、強力無比なアイテムっも使うまでに準備時間が必要となる。

「インストール──『ビギナーソード』」

俺は考えた、アイテムを出すために必要な時間をどうするのか。

ぶっちゃけ、ステージ1の進行速度ならば普段使うアイテムを出しても間に合う。

……が後のステージでも同じになるとは限らない以上、別の方法を考える必要がある。

そこで考えたのは──『プログレス』の中でも 物質型 アイテムけい のものを出す、というアイデア。

幸い、媒介となる宝石は移植型同様に外れないよう仕込んであったのでそのままだ。

そこに必要な情報を突っ込むことで、大半の『プログレス』は起動できる。

選んだのはとある少年の剣。

少年の成長と共に強くなっていく、条件型の『プログレス』……初期型ならばコストも軽いので、実験に最適だったのだ。

「侵略者たちが動き出した……これは想定内として。使用に必要な時間は0……これも想像通りだな」

《では、次をお願いします》

「ああ──“エクスペリエンサーソード”」

少年が経験を積み、自らの強さを示す様々なレベルの合計が1000に達した時。

新たに加わったその能力、初心者向けの片手剣は少年の癖に合わせた形を取った。

無論、俺に馴染んでいるはずもない。

今回それを展開したのは、あくまでも実験のためだ……近接戦闘で兵器に挑むのは、いかにファンタジー世界でも無謀だからな。

《使用待機時間……0秒。こちらもです》

「うーん、こっちの武器と性能的には同じはずなのに。やっぱり、『プログレス』にはそういった制限が存在していない? ……もう少し調べたいところだけど、そうも言ってられないよな」

侵略者たちが地平線の彼方から、こちらへと侵攻していた。

コラボ版の仕様はゲーム版と同じく残機制で、三回までなら残った敵と共に元に戻る。

俺たち自身の残機が尽きる、あるいは俺の後ろに置かれた旗が破壊される……このどちらかの条件を満たしてしまった時点で、ゲームオーバーとなる仕様だ。

とはいえノーミスを目指したいところ、すぐにドローンと人形たちを展開していく。

……待機時間は数十秒、あちらがここに到達するまで──1分ほど。

「強力な『プログレス』ってなると……やっぱりこれか──『ベストペスト』、派生して“インフルランサー”」

針型の『プログレス』、そしてその派生能力である槍。

刺した相手の病状を悪化させるという、厄介極まりないものだ。

相手が純粋な生物かどうか、そもそも現実の病原体を想定して構築されたものが宇宙人に効くのか……という純粋な疑問はともかくとして、必要コストは桁違いのはず。

「……これも待機時間自体は0か」

《『プログレス』自体に組み込まれている、再使用期間などは引き継いでいるようです。とはいえ、今回は問題無いかと》

「そうだな……よし、蹂躙してくれ」

その後、人形とドローンたちが攻撃し続けることで侵略者たちの乗り物は大破。

俺も旗も無事なので、ステージ1iはクリアとなった。