第二回コラボイベント前篇 その40
第二回コラボイベント前篇 その40
コラボエリア ステージ10i
空からも攻撃されるようになったが、宙に足場を作るという方法で対処に成功。
……その間、『プログレス』というか人の価値観についてなぜか考えていたな。
「はい、というわけでクリアしました!」
最終ステージである10iもまた、それまでと同様に。
これまで以上の量、掛かる時間、そして火力を以って挑戦者を苦しめる。
……が、ぶっちゃけこれまでほとんど変わらない。
足場を作り人形とモブ怪人を向かわせ、ちまちまダメージを与えての攻略だ。
もちろん語ればそれなりに話せる。
ただしそれは淡々とした作業でしかなく、ドラマ性などまったく無かった……今回は目的達成を優先したからな。
「というわけで、条件を達成したからさっそく本当の最終ステージに…………って展開のはずだったんだけどな。いやはや、グレーな状態のままじゃないか」
とまあ、残念ながらその果たすべき目的は達成できなかったわけなんだけども。
……なお、俺たちがダメだったわけではないことは、UIにしっかり載っている。
「『現在、鋭意製作中!』……いやまあ、ここまで堂々と言われると反論する余地が無いけどもー……ハァ」
《旦那様、いかがなさいますか?》
「ここで何かしたら、俺って完全に嫌な奴な気がするんだよな。そもそも想定していたか分からないし、前半でのクリア者自体」
そもそもだ、各コラボ新人たちがまったく楽しめない仕様にはなっていない。
前半は玄人向けに少し難易度を高くし、後半は新人たちも楽しめる。
そういった仕様を可能とするため、お助けアイテム的な存在が多く出る──後半から。
なのでそれらを使えば、おそらく使ってもなおクリア判定を貰えるはずだ。
さすがに厳選に厳選を重ねたトップ集団だけを対象にした、超絶ハードモードを用意しているわけでは無かろう…………あーでも、昔からそういうのを用意していた会社だし。
「…………それも含めて、後半戦からのお楽しみってところか」
まだその時ではない、というかやっておかないとならないことが多い。
それらも含め、全部済ませてから挑む方がいいだろう。
「というか、さすがに七タイトル同時コラボはきつい気がする……!」
《[掲示板]でもそういった意見が多く挙げられておりますね。運営からの正式発表はまだ出ておりませんが、おそらく何かしらの対策は講じられると思います》
「そうなってほしい……具体的には、三作品ぐらいに」
一作品だけだと、そちらに注力して俺以上の好成績を出しそうな気がするので。
小賢しいと言われても構わん、子供たちに誇れる順位を出したいんだよ!