第二回コラボイベント後篇 その02
第二回コラボイベント後篇 その02
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情報屋……もとい、タクマとのやり取り。
途中からイベント関連の情報から外れ、本来あり得ない固有種の再生個体について語ることになったんだけども。
「──うん、お知らせが来てるな」
《旦那様、お勤めご苦労様です》
「ああ……この情報について、もう把握は済ませてあるか?」
《はい。旦那様が[ログイン]される数時間前には》
「…………いや結構早いな。まあうん、それはいいか」
帰宅後もすぐに[ログイン]というわけにはいかないので、お昼頃に始まったイベントの後半からそれなりに時間が経っている。
その辺は分かっていたので、予めイベント関連の情報を『SEBAS』に集めてもらっているわけだが……今回の最新情報もまた、同様に調べ上げてもらっていた。
《さっそくですが旦那様、先んじて実行しなければならないことが……》
「ん?」
《ファンタジークエストですが、後半にて大規模な擬似レイドが行われております。出撃条件はゲーム版初回クリア、旦那様はそれを満たしておりますので参加可能です》
「レイドか……でも、擬似か?」
《一度の多くの休人が参加するのではなく、それぞれで削ったHPの総量を以って討伐の合否を判定する仕様です。そのため、一定量のダメージを与えていれば報酬は獲得可能なのですが……一つ問題が》
かつてのオンゲーやソシャゲでも、そうした形で全プレイヤー参加型のイベントを可能としていたっけ?
より効率の良い周回方法を探ったり、逆に効率が悪くとも何らかのランキングに受賞できるようなやり方を模索したり……その方針で揉めたりもしたな。
ファンタジークエスト、通称ファンクエもそうしたイベントが時折行われていた。
まあ、あちらは期間限定で出現する個体の総討伐数なんかで行われていたけども。
「問題ねぇ……人が集まり過ぎる、とかそういうことじゃないよな?」
《はい。EHOは現実でも、全休人が同じ場所に居てもプレイ可能と宣伝してます》
「それはそれでいろいろとご意見が来そうだけども……まあ、行動に支障が出るわけじゃないんだよな? ならいったい……」
《魔王を務めるのはファンクエの魔王だけでなく、EHO版仕様にて魔王の座を獲得した者も含まれます。彼らについては『天』争奪戦同様、非[ログイン]時や参加に同意しない場合は影法師ユニットが出現します》
ショウなどはお世話になっているな。
戦闘での争奪戦が行われない『天』は、また異なる方法で……品評会や支援合戦などで行われるものはそうではないのだが。
《そして、問題となったのはそのユニットなのです……どうやら、運営の予想を超えてしまったようです》
「ん?」
マザーAIの想定すら超えた事態、というのはたしかに不味かろう。
だがその詳細が分からんからな……何をどうすればいいのか。