LNCrawler

第二回コラボイベント後篇 その18

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

第二回コラボイベント後篇 その18

コラボエリア

妨害を掻い潜る[ラヴィンド]。

展開された足場を蹴り上げ、設置罠を雷のような速さで突破した。

「──とまあ、同じことの繰り返し。後の方が妨害も苛烈になったけど、そこは変わらず突破できたな。一発逆転の首位ロックオン攻撃とかもあったけど、加速と一瞬無敵化で乗り越えてゴールしたんだ」

『……[ラヴィンド]に聞いた通りだな』

「そりゃあ、自分で言いたいってさっさと俺に送迎させたもんな。そっちでも自慢していたようだな」

『ああ、とても満足していたな……早く映像として見せたいとも言っていた、編集はまだ終わらないのか?』

アイスプルに居る風兎に説明した通り、同じことの繰り返しで無事レースは1位。

何度もやってポイントを荒稼ぎし、必要なポイントは溜め切った。

途中から妨害ではなく純粋な速度で挑んでくるヤツも現れだしたが、それはそれで敏捷特化の固有種には敵わない。

技を使って瞬間的に抜き去っても、同じように技を使えばすぐに抜き返せてしまう。

純粋な走力で勝り、妨害も『SEBAS』が封じるのだから負け知らずだった。

だからだろう、ファンクエ同様に途中で微修正が入っていた。

固有種の参加そのものはさすがに封じられなかったが、基礎スペックを下げられる。

専用の技を、他の技を組み込めない仕様で導入して対応としていた。

……それでも勝ててしまうのだから、さすがは敏捷(ry。

「じゃあ、次はどうしようか」

『…………また行くのはどうだろうか?』

「無し。何なら必要以上にポイントを稼いであるぞ。その分は神様に捧げるとして、交換数に制限とかもあるからこれ以上は要らん」

『…………チッ』

味を占めた風兎が、アイラブコラボへの再訪を望むがそれは却下。

どこに、などと聞かずとも分かってしまうぐらいには執着しているんだよ。

「今のうちに要望を書いたらどうだ? 案外高額景品として、何か用意してくれるかもしれないぞ」

『──急用ができた、しばらく連絡はしてくるなよ。定期報告は[メール]で済ませろ』

回線は一方的に切られ、再び自由に。

すでに全コラボの後半内容が[掲示板]に挙げられており、休人全体で盛り上がっている……ファンクエの擬似レイドも大盛況だ。

「カードバトラーは大会だけど、アレは参加賞だけでいいしな……うん、優勝は無理」

ガチ勢たちが集う修羅の空間、ただ強力なだけのカードではさすがに勝てない。

前半時点で『SEBAS』に勝てるデッキの構築をしてもらったが、中の上レベル。

それ以上は運要素が関わってくるし、最上位の連中はそもそも1ターンキルとかもしてくるので諦めた。

幸い、後半で行われる大会の入賞賞品はそれ専用のものではない。

参加賞はそうなのだが、あくまで貰えるのはポイントのみとなっている。

……ただ過去、現実で行われた大会の優勝者に与えられたカードなんかが、後半から開示された景品リストに入ってたんだよな。

そしてそれは、入賞すると手に入るポイントと同額。

不可能ではないが入賞しないと得難い、というのが参加意欲をくすぐっているよな。