第二回コラボイベント後篇 その23
第二回コラボイベント後篇 その23
他の村を訪れることができるようになる、門のシステムを解放することに。
ただし門は双方向通信(仮)、要は繋げる先が存在しないと効果を発揮しない。
それを確認する場所として、もし吉と共に訪れるのは──神殿。
村に関する事柄を司る役場とは違う、少々システム面に関する事柄を司っている。
「オトキ、居るもしか?」
神殿の中には誰も居ない。
これはゲームの中でも同じことで、プレイヤーたちは無人の神殿を訪れることになっている。
では、そこで淡々とシステムに関する事柄の操作を行うのか?
その答えは──否、無人ではあるものの、サポート役は存在する。
『はい、お呼びでしょうか?』
「オトキ、村長が聞きたいことがあるらしいもしよ」
「お久しぶりです」
『……生体反応を識別。限定村長様、ようこそおいでくださいました』
神殿の中に配置された石板。
そこから発せられる音声──オトキ、それがこの神殿に配置されたサポートキャラ。
……ただ、ゲームにおいてその名前が明かされたことは無かった。
石板に触れると何をしたいか、システム的な内容が表示されていただけ。
それがこのEHO版だと、正式に名前が付けられていたのだ。
ゲーム時に見受けられた文言と似た言葉遣いが、同一の存在だと思わせてくれる。
すでに一度、村長(仮)になった際に必要だからと神殿を訪れていた。
先ほど識別された通り、村長としての権限の付与を行うためだな。
『本日はどういったご用件で?』
「私たち休人に対する催し物として、行動評価に対する女神様からのご褒美……のようなものが始まったのはご存じで?」
『はい、存じております』
「なので門を解放する権利を試してみようと思ったのですが……現時点で、同様に門を解放している村があるかどうかを確認したく、同行しました」
本来ならば、もし吉がここに来てその辺の手続きを済ませてくれたのだろう。
だが気になってしまったのだから仕方がない、さぁ返答は如何ほどに?
『少々お待ちください…………お待たせしました。現段階で、120ほどの村が門を解放しておりました』
「速いですね」
「村長、門の解放だけに注力すればできなくはないぞなもし。むしろ、村長みたいな人の方が例外ぞなもし」
『そうですね。全公共施設の設営、及び街への道路確保を終えている村は、この村を除いても僅か9村のみです』
つまり、うちと同レベルに発展している村がそれだけ存在しているわけだ。
俺の場合、:DIY:のごり押しだったことを考えると……他はもっと凄いよな。
まあ、俺は他のコラボも同時にやっているので、イセ村だけに集中していない。
他がイセ村ガチ勢で、相当な熱意でやっているという可能性もあるけどな。