第二回コラボイベント後篇 その32
第二回コラボイベント後篇 その32
最終ステージは機体を操縦する者、生身で挑む者……双方が必要となるインベードガーディアンのコラボ。
これまで区分してきた二つを合わせ、誰も見たことの無い新境地へ。
……という光景が見たかったのでは? というのが『SEBAS』の見解である。
「──うん、人形で問題ないみたいだな」
イベントで求められているのは、当然ながら複数人での協力プレイだろう。
……しかしそれだけが正解ではない、中には徹底して個を貫く者も居る。
EHOもそれを否定はしていない。
だからこそ、裏五天の中には『孤天』という枠が存在しているわけだし──つまりは、そういうことだ。
最終ステージに挑む参加者をカウントする場面で、人形たちを含めることができた。
同様に、従魔もカウントされるのかもしれない…………ふむ。
「……そうそう、ああうん。そういうわけだからお願いできるか?」
もう一つ別枠でUIを展開して、そちらに声を掛ける。
それから待つこと数分、参加人数がさらに加算された。
『……まったく』
「いやー、何でもありみたいだからな。特殊なエリアだし、楽しめると思うぞ」
『民たちの安全は守られているのだろうな』
「ああ、その辺は──『SEBAS』」
《EHO版での仕様として、闘技場に似たシステムが機能しております。限定的な遡行、参加前の時点まで戻すという形で死亡した者も復活します》
呼び出したのは風兎──そして、その後ろに大量に現れた魔物たち。
俺の従魔というわけでもない、ある種野良のような存在。
ただし、アイスプルの管理者である俺との繋がりが無いわけでもないらしい。
だからこそ、ザ・ロードでもそのうちの一体が参加することができたわけだし。
そんなわけで、風兎に連絡を取り暇している住民たちをかき集めてもらった。
……日がな一日、闘技領域で遊んでいるバトルジャンキーな連中も居るからな。
「これで生身側は一気に増やせたな……あとはこれに釣り合うように、人形の数を増やしておけば…………よし、これでイケる!」
かなり緩々な──たぶん仕様だろう──条件を満たし、最終ステージへの参加登録を済ませた。
これですぐに行くことができる……が、その前に説明をしておかなければならない。
風兎と協力し、魔物たちにこれから何をするのかを懸命に話していく。
「というわけで、『こういうの』以外を全部倒したらOKだ。ただ、競争じゃないぞ。どういう形でも頑張ってくれたらいい。な?」
『そうだ。競うことは否定しない、だが重要なのは目的を果たすことだ。『これ』を護ることを忘れてはいかんぞ』
画像として投影されるインベードガーディアンで操縦する機体、今回は複数存在する中から選んで乗ることができる仕様だ。
そのすべてを先に提示して、壊してはいけないものと説明。
……それ以外はやってよし、という簡単な約束事を済ませてから──戦闘開始だ。