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第二回コラボイベント後篇 その37

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

第二回コラボイベント後篇 その37

どうして最終ステージが後回しになったのか、その答えらしきものが現れだす。

強大な力を持つアイスプルの住民たちの、攻撃が通りづらくなったのだ。

「なるほどねぇ……理屈はともかく、つまりはEHOに関する概念への耐性付与か」

《おそらくは》

「そこで、こっちの出番となるわけだな」

配備され、巻き込まれないよう一ヵ所に集めていたインベードガーディアンの乗り物。

中には人形たちが搭乗しており、いつでも動かすことができる。

「『SEBAS』、風兎に連絡して試し打ち用に一隻頼んで欲しい」

《畏まりました》

そして頼んで一分もせず、上空で大規模な爆発が発生──地上へ鯨型の戦艦が墜ちた。

理由は言わずもがな、巨大な魔物に乗り込まれてそのまま共に 来 おり たようだ。

「[ムテキ]か……いや、むしろどうやって上に行ったのやら」

VIT特化の最硬──そして最重の魔物。

そんな魔物に乗られたため、耐性がどうこうといったシステム的な部分は関係なく、物理(重量)でごり押しされたようだ。

《クローチルより、『当人の希望もあるので巻き込んで良し……くれぐれも分かっているな』、とのことです》

「あー、はいはい。弾道の予測と調整を頼めるか? まずは一発だ」

《畏まりました》

機体は大きく分けて二種類、地上用か宇宙用か……今回は前者を使用する。

砲台の位置を調整、人形に指示を送り──ビーム砲が飛んでいく。

《着弾確認》

「さて、どうだ?」

小型のものはともかく、鯨型はステージ次第でボスとなる戦艦。

すぐには破壊扱いにはならないが、今回は周囲への影響のチェックも含めている。

《[ムテキ]へのダメージは0、外皮も傷一つございません》

「ビーム砲で撃ってこれなのは、アイツが硬過ぎるからか……」

《直接当たらなければ、影響が及ばないようですね》

「ゲームでも、当たったら消えるわけだし。普通とは違う、ゲーム特有の理が機能しているってことかな……」

EHOの攻撃が通りづらくなっていく分、代わりにインベードガーディアンとしての面が反映されているのだと思われる。

「よし、連射だ」

《位置調整実行──発射します》

再びビーム砲が、今度は複数の機体から同時に行われる。

何度も何度も繰り返すと、ボロボロと部品が剥がれていき──戦艦が消滅した。

同時にドシンッやズシンッでは済まない、重々しい轟音が鳴り響いたが……うん、聞こえなかったことにしよう。

「消滅確認っと……上で破壊しても途中で消えていたし、その辺も仕様か。威力では明らかに劣るはずのビーム砲で、あっさり壊れたからな」

あとは検証を重ねるだけ。

幸い、試す敵はいくらでもいる……住民たちが飽きる前にどんどんやっていこう。