第二回コラボイベント後篇 その38
第二回コラボイベント後篇 その38
EHO由来の攻撃よりも、インベードガーディアンに登場する機体の方が強い。
なかなか倒せなかった戦艦も、威力で劣るはずの機体のビーム砲で消滅に成功した。
「よし、そういうことなら……風兎に──」
《情報伝達済みです。可能な限り、落としていくそうです。また、いくつか試してほしいことがあるようです》
「……ん?」
《機体を────とのことです》
「へぇ、そりゃあいい」
言われるがまま、機体を動かして所定の場所へ配置。
そしてそこに居る──[ドラグキャリー]に声を掛ける。
「[ドラグキャリー]、風兎が──」
『伺っております。では、こちらへ』
「あ、ああ……」
風兎は自分の声を風に乗せ、どこにでも届けることができるからな。
……ただ何というか、省かれている気がして寂しい。
と一人寂寥感に浸っている間も、状況は動いていく。
動かした機体、それはそのまま尻尾を地に伏せた[ドラグキャリー]の下へ。
同時に、“万器搭載”が発動。
尻尾の一部が舗道となり、体を登れるように作り変わっていく。
その道を登っていく機体、所定の位置につけばそこは見晴らしの良い高度。
機体はその場からビーム砲を放ち──これまで以上の出力が生み出される。
「“積載強化”と……いちおう“騎乗強化”辺りが機能してそうだな。そのうえで、機体自体の性能はそのまま働いていると」
自身が取り込んだもの、また自身が乗せたモノをすべて強化する[ドラグキャリー]。
機体も艦載可能な存在として含まれ、強化対象とすることができる。
結果、出力の上がったビーム砲は落ちていなかった小型円盤を落とせる威力に。
チャージ時間なども短縮されており、撃てば撃つほどどんどん落ちていく。
「[ドラグキャリー]、まだイケるか?」
『搭載自体はまだ可能です。しかし、強化対象とできる数に限度があります……他に割く分を減らせば増やすこともできますが』
「いや、そこまではしなくていい。載せられる分だけ任せてもいいか?」
『問題ありません』
そんなわけで、機体を追加で搭載。
同時に人形たちを追加で派遣、【整備士】や【調竜師】などの職業付きの人形に[ドラグキャリー]の支援をしてもらう。
「“騎乗強化”で人形たちの能力も強化されるからな、充分な支援になるだろう。他の機体も……ああ、使われ方はともかく、活躍はしているな」
魔物によっては機体を掴みあげ、強引に上空へ持ち込みビーム砲を撃たせている。
これまで同様、地上に落とした艦隊もビーム砲を撃って処理中だ。
──それから数十分、多くの艦隊を撃ち落とすと……状況が一変する。