第二回コラボイベントその後 その01
第二回コラボイベントその後 その01
イベントエリア イセ村
インベードガーディアンの最終ステージ終了後、景品交換などを済ませた。
他のコラボもほとんど済ませたのだが、抽選系のモノはまだなんだよな……。
「あー、こういうのも新鮮だよな……」
やることをやり終え、少々暇な俺。
何をしているかといえば……ゲーム中だ。
インベードガーディアン同様、他のタイトルの製作会社が許可を出したのである。
昔、VR技術やAR技術が発達するよりも前の時代に存在した家庭用ゲーム機。
それらを模したアイテムが景品として存在していて、実際に使うことができる。
あくまで同じなのはガワだけ、本来の機体以上のスペックを有しており、大量のタイトルを遊ぶことが可能。
超人気で今も残っているタイトルや、逆にクソゲーと称されたタイトル……また製造数が少なく幻の作品と呼ばれるタイトルなど、とにかく盛り沢山だ。
「あっ、墜ちた」
今やっていたのは、攫われたお姫様を救いに行く中年男性の冒険。
横に動く画面の中を、踏んだり跳んだりして進んでいくレトロなゲームだ。
王道というか今も登場キャラが製作会社の顔として人気なゲームなのでやってみたのだが、古いゲームだからかとても難しい……まさか1-1でゲームオーバーになるとは。
「……これだったらできると思ったのに」
なお、他のゲームもほぼ同じ。
アクションゲームをいくつか試してみたのだが、だいたい最初のステージで失敗してそのままゲームオーバー。
制限などは無く、また当時は搭載していないクイックセーブ&ロードの機能もあるのでいつかクリアはできるだろうが……さすがにそこまで没頭してはいない。
クソゲー、幻ゲー、そして人気ゲーと様々なタイトルに挑み……何度か失敗に終わった時点で諦め、次のタイトルを選んでいる。
「昔からこうなんだよな……こう、決まった操作が必要なゲーム全般が苦手っていうか」
《そうなのですか?》
「そうそう、だからやってきたオンゲーもだいたい選べるパターンが膨大って売りのヤツばっかりだし。テクニックというか、これができないとダメ……みたいなゲームは不得意なんだよ」
……要するに、家庭用ゲーム機のような買い切りに合わせたゲーム全般が苦手。
逆にオンラインゲームのように、随時変化していくゲームの方が性に合っていた。
「まあ、こういうゲームもゲームでいいとは思うけどさ。でもまあ、ゼロからクリアするとなると……時間がとんでもなく掛かる」
《そうでしたか》
「まあ、それでもクリアはしたいからさ……手伝ってもらえるか?」
《畏まりました》
何のためにゲームをするのか、俺はクリアするためにゲームをしている。
縛りプレイをしたいわけじゃない、攻略本だってサイトだって使ってやってみるさ。