第二回コラボイベントその後 その03
第二回コラボイベントその後 その03
コラボタイトルの一部に、 休人 プレイヤー に関連するものをEHOの外でも登場させる、そんな権利を景品として出す動きがあった。
PVに出るアイラブや個人でプレイすることの多いモンパズはともかく……カードバトラーのそれは、すでに導入が決まっているEHO関連のカードと同じく少し恐ろしい。
《そういえば、カードバトラー関連の『プログレス』の仕様もまた、今回のイベント期間中に変化したようです》
「……いやどういう仕組み? EHOのアップデートとは別でってことだよな? 俺たちは何もしてないのに」
《全体の認識によるものでしょう。元より、コラボによってカードの効果変更が彼ら全体に認識されています。それと同時に行われたことであれば、彼らも拒絶をしない……という意識なのでしょう》
「えーっと、つまりみんなが納得すれば反映される……のか? 同名の『プログレス』とかなら、同じことができるのか…………調べてみた方がいいのかもしれないな」
擬似権能──基本的に異能が発現するのだが、少しだけ思うところがあった。
異能であれば個人の願望を基に構築されるが、カードバトラー関係のソレらは違う。
集団で一つのモノを願い、発現させたその権能は全員の想いを糧として限定的ではあるが、通常の『プログレス』よりも幅広い使い方のできる効果を搭載していた。
「……なんだよなぁ。擬似異能……というよりかは──」
《擬似星能、存在しない星の理を全体で共有している》
「そう、それなんだよ! なるほどな、まあカードバトラーもそういう世界観だったし、そういう在り方も関係しているのか」
要するに、カードバトラーの舞台となっている世界の権能持ち、『プログレス』で関連した能力を発現させている連中はそういう扱いになっている。
実際にそんな星があるかは関係無い、休人の中に在ると意識する者が居て、他の者たちの願望と組み合わせることでそれを本物に近づけているのだ。
「その星の理を公式……星の管理者が変更したからそれが反映された、それがアップデートの正体。で、それ以外の部分は……えー、こっちはなんでだ?」
《もともとの権能も、担い手の捉え方次第で権能の解釈を拡張可能です。おそらくではありますが、このケースの場合は多数決のような形で仕様を纏め上げているのでしょう》
「……すまん、もうちょっと分かりやすく」
《理論上、カードバトラーのすべてを再現可能ですが、スペックによる限度があります。第二回コラボによりカードの供給が行われ、不要となった機能を一部撤廃……そうした部分が反映されたのかと》
これまでは第一回目のコラボ以降、カードの供給は無かった。
そのためか、『プログレス』に条件付きでカード化を可能とする能力が発現している。
しかしそれもEHO版のカードが充実し、不要となった。
無用の産物となった能力を捨て、より担い手たちが求める能力を取り入れる。
つまり、取り捨て選択の結果。
細かな部分は個人の願望なのでそのままだろうが、全体としての共通ルールにのみ変更が入ったと…………奥が深いな(小並感)。