第二回コラボイベントその後 その07
第二回コラボイベントその後 その07
門の恩恵は女神様パワーであり、許可次第で来訪者たちに様々な制限を課すことができることを知った。
言い方はアレだが、来る者が全員善良というわけではない。
最低限、被害を抑えるための対策としては仕方がないのだろう。
「門については改めて、風兎や住民たちと相談して決めようか。イセ村のフィールドを部分的に広げたら、使い道なんかも見つかるかもしれないし」
《畏まりました。並行して、活用方法が無いか検証しましょう》
「ああ、頼む。それじゃあ、他のコラボの交換アイテムについて聞かせてもらおうか」
いきなり凄いのが出てきたが、これと同等の物がまだ複数存在しているわけで。
気分はサンタクロース待ちの子供……今はその幻想を背負って頑張る側だけども。
「そうだな……まずはザ・ロードで」
《そちらですと、シミュレーターの機能アップデートとなっています。本体とは別に、いくつかの追加機能が遊べるようになります》
「もともとの状態でも読み込んだ乗り物を体験できていたけど……何が変わったんだ?」
《まず、ザ・ロード仕様でのシミュレートが可能となりました。レースモードもプレイ可能で、全保有者間でのタイムアタックモードなどもあるようです》
「……なんかさ、EHOがEHOってゲームだけじゃ無くなってきた気がするな。何でもありっていうか、すべてを内包しているしっちゃかめっちゃかって感じ?」
一つのゲームを買うだけで、多種多様な体験ができる……というのは悪くない。
が、プレイヤー側がすべてを網羅できないほどってのはな……それも 最初から もともと だけど。
「でもまあ、それでいいのか……別にゲームクリアをしてほしいってわけじゃないのが、このEHOだしな」
《はい。EHO──子供の頃、休日に感じたようなワクワク感を届けたい。そういった意図を以ってこのタイトルは決まった。これは多くのメディアを通じて語られています》
「……まあ、休人については死んでも死なないし、[マイルーム]に引き籠もっていればやりたいことができるもんな。休日というか暇な日の醍醐味ではあるけども、溜め込んだ何かを一気に消化するってのも」
そういった意味では、こうしたグッズが増えれば増えるほど休人たちのEHOを攻略しようという意志を奪っていく気がしないでもないのだが……まあ、大丈夫だろう。
「まあ、レースがこれからも遊べるってことは分かった。これの利点は何かあるか?」
《そうですね。シミュレーターではありますが、様々な地形を乗り物に乗って移動するわけですので。いくつかの職業やスキルの解放条件を満たすことができるかと》
「俺にはあんまりメリットが無いけど、他の人には物凄い恩恵だな」
総移動距離やその移動方法などで、満たすことができるものもあるからな。
シミュレーターで遊んでたら、いつの間にか凄い力を……なんて話も生まれるか?