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残街鎮静 その11

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

残街鎮静 その11

捧げ物を誓い、命運の女神 ルリ アズル 様に御業を振るってもらった。

抽選箱を引いてもらい……入れたはずの無いアイデアが出てくる。

「タクマ」

「『メタトギア』ねぇ……知っての通り、メカ好きが殺到するような機械仕掛けの迷宮大陸だな。今は機械大陸に注目がいってるみたいだが、あそこもあそこで昔から挑戦している連中は多いぞ」

「んー? たしか、『機械皇』産以外だと高性能な機械が出るんだよな?」

「……その例外を言われるとアレだけどな。今の技術……だと部分的に再現できているけど、まだまだ新規で製作できないような技術で作られた機械が出てくるんだよ」

冒険世界において、機械技術トップは間違いなく『機械皇』だ。

権能がその一端を担っているのはたしかなのだが、それ以上に当人の努力である。

「マジで凄いよな、あの人。さすが冒険世界No.1の機械技師」

「ん? あの人、一番じゃないぞ」

「…………それはお前が一番だから?」

「いや、純粋に。休人抜きで」

という話を、俺は当人から聞いている。

吐き捨てるように、自分のソレは真似事なのだと…………俺からすれば、真似でもできる方が凄いと伝えたんだけども。

「ほらアレ、神代魔道具。ああいうのを作った人」

「……死んでるよな?」

「生物学的には? 権能は持てない状態だから、ある意味おさがりみたいなものだって」

「…………上には上が居るってことか。ヤバいな、こっちの世界のヤツも」

「そりゃあまあ、俺たちより長く居るし死んだら終わりなんだ。安全な範疇なら、真剣にやるこっちの人の方が結果は出るだろう」

死んでも蘇る休人は、危険な実験も治験もやって最効率の結果を出す。

それでも[ログアウト]は必須、進む時に差は生まれ、その差はどんどん広がる。

初期の頃は、地球というまったく異なる星で積み上げられた技術を再現することで有利となっていた……が、原人たちもそれを少しずつ理解し、組み込めるようになっていた。

それはそう、時間はたっぷりあるしそもそも出来上がっているのだ。

スキルやら職業能力がある世界、調べるために必要なものは地球以上に揃っている。

「って、何の話をしてたんだっけ?」

「迷宮の話よ、メタトギアの」

「そうだった。で、タクマ。あそこで取れる物の中で凄かったものってなんだ?」

「……そうだなぁ、神代のヤツとか最上位職スペックの人形とか、巨大なドラゴンみたいな機械とかいろいろだぞ」

「…………ドラゴン?」

「だいぶ昔の話だけどな。どこかの国に行ってそのまま消息不明らしいが」

「…………へ、へぇー」

なるほど、つまり願望機がドロップした場所というわけだ。

…………とりあえず、『メカメカ団』に連絡しておこう。