メタトギア その12
メタトギア その12
分からないことは尋ねてみよう。
葡萄ジュースに釣られた『騎士王』から、メタトギア及びアトランティス世界について話を聞いていた。
「さて……とは言っても、語れることはそう多くない」
「というと?」
「あれらはすべて、廃棄物だ。廉価版、劣化品、何より不良品だ」
「…………アレで、ですか?」
「つまりは、その無価値と捨てられた物を追い求めているわけだな」
えっと、俺でなく『SEBAS』からしてもかなり高度な技術だったらしいのだが。
……まあでもアレか、要は数世紀先の未来の技術とでも思えば分かる。
俺たちからすればとんでもない技術の産物でも、それ以上の技術を有している者たちからすれば無用の産物……それこそ、俺たちが家電を買い替えるように。
「その、廃棄物という情報は?」
「『超越者』たちで強引に探索した際、それらの記述がされた札を確認している。『特殊廃棄物(廃棄孔行き)』、とな」
「…………ゴミ捨て場のような場所ですか」
「何らかの原因、おそらくあれらの機械だろうな。結果として、孔とやらとこちら側の世界が繋がった。迷宮という異界であったことも、その要因なのだろう」
迷宮は一種の別世界、世界と直接繋がっているわけでは無く、空間的な歪みがある。
その何らかの原因とやらが、そこに干渉して廃棄孔と迷宮を繋いだわけだ。
「こちらから向かうことは?」
「できなくはない、がそれをやるだけの価値が見いだせずにいた。『生者』の見た歪みの場所まで辿り着く者自体がまず少なく、そこに行ってもその先はまったくの未知だ」
「……圧倒的に高度な技術を有している、ということは分かっていますがね」
「個の戦闘力については定かではない、しかしそれ以上に技術力とも呼ぶべきものがあるのは間違いない……そのうえで、あれらの技術を廃棄できる戦闘力『も』あるのならば、下手に手を出す必要は無いだろう」
あちらがこの現状に気づいているのか居ないのか、それは定かではない。
……俺たちの世界の創作物だと、突然できた穴にゴミを捨て続けるなんて話があった。
それと似たような話だが、迷宮が上手く受け皿となり冒険世界は困っていない。
何なら廃棄されたとはいえ既存に無い機械技術を学び、反映できた部分もある。
「──が、今は星渡りの民が居る」
「死んでも困らない、むしろ進んで向かうような都合のいい方々ですね」
「……迷宮の封印はできなかった。いづれ向こうが現状に気づく可能性も、あるいはすでに気づいていて何かを仕掛けてくる可能性もある。策を講じる必要はあるが……貴公らのガス抜きもまた、必要なのだろうな」
溜め息を吐く彼女は、ある意味冒険世界でもっとも休人たちの被害報告に頭を悩ましている原人である。
俺たち休人は死なず、この世界を自由に振る舞える場所だと認識していた。
現実ならばできないことも、死なないうえに超人的な力を得られる場所で出来ると。
そんな俺たちは上手く使えれば、それこそいっさいのリソースを用いることなく、遠征し結果を出すことができる……その調整役を多く務めてきた、彼女が出した結論は──