LNCrawler

アトランティス世界開放 その01

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

アトランティス世界開放 その01

イベント世界 機械大陸

突如として、冒険世界にて発令された特殊クエスト。

……タイトルはともかく、俺はそれを行うための下拵えを任されてしまった。

「──ということです。皆さんにも、ぜひとも協力していただきたく」

「……先生、どうして毎回毎回突拍子も無いことを言うんですか?」

「いやはや、私自身想定外の連続でして。とはいえ、すでに支部を通じて状況は理解しているでしょう?」

「それはまあ……はい。メタトギアから、新しい世界に行けるんですよね? それもおそらく、というか確実に機械関連の」

だからこそ、俺は彼らに声を掛けている。

そもそもの話、前提クエストの報酬が彼らに大きく関わっているのだから、巻き込……誘うのは当然だろう。

この場には『メカメカ団』の各支部長、前回と同じ面々が揃っていた。

どうやら機械大陸を造った後も、実力主義のクラン内でトップの座を保てたようだ。

「場所はアトランティス世界」

「──あっ、伏字が取れた」

「彼の世界はムー世界のような、陽光による無限のエネルギーを有さず、しかして異なる法則を有するがゆえに、高度な技術を発達させたと思われる世界です」

「アトランティスかぁ……海に沈んだっていう超古代文明と同じ名前だよな。ならあの迷宮産の機械は、そこで生み出された物ということか?」

「それは違います。厳密に言えば、あれらは迷宮が廃棄された機械を取り込んだ結果、構築された製造ラインで造られた機械。要するに紛い物です……それでもなお、皆様が調べる甲斐があったわけですので──」

核となる部分はたしかにアトランティス産だが、それ以外はほとんど迷宮由来。

材料についても、迷宮が用意した物を加工しているみたいなんだよな。

なのでアトランティス世界が廃棄した高度な技術が……ということもなく、あくまで迷宮内でのアップデートのみに留まっている。

今後どうなるか分からない、というのも維持を選んでいた理由の一つ。

しかし、休人たちに任せた際のメリットとデメリットを天秤に掛け……今に至った。

「今回のクエスト、その目的はアトランティス世界へ向かうこととなっていますが。現状のままですと、五体満足で辿り着ける確率は僅か1%未満となっています」

『え゛っ?』

「私にはそれをどうにかする、というクエストが出ています。そのクリア報酬は──この地の迷宮、及びマキナの承認です」

『あっ、ようやく出番ですか?』

この部屋に置かれていたモニターに、映し出されていた少女。

俺の言葉を聞き、リアルタイムで反応を示す彼女こそが、機械精霊であるマキナ。

彼女の存在にも関わってくる議題なので、当然呼んでいた。

事情はすでに『SEBAS』が説明し、概要を送信してある。

……いろいろと教え、また俺たちの知らないところで学習している彼女だからこそ、できることもあるかもしれないからな。