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アトランティス世界開放 その02

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

アトランティス世界開放 その02

呼んで現れる電脳少女。

様々な要因が絡まり誕生した、世にも珍しい機械の精霊──世界の理から外れた、イレギュラーな存在マキナ。

『ふむふむ、話は聞かせてもらいましたよ。アトランティス世界との通路の整備、それが必要なわけですね』

「ええ、その通りです」

『普通に考えれば無謀そのものですからね。えっと、先生以外の人に説明しますと……巨大な山にトンネルを掘るようなものです。しかも物理的に困難なうえ、土地の問題や利権等の問題も個人で解決する必要があります』

『……えぇ』

ドン引き、といった様子の面々。

あながち間違っていない……そりゃあレベルやステータスで強化されるので、パワーで解決できることならば容易だ。

しかしながら、星間の問題やそもそも許可が下りるかなどやることは山積み。

……逆に言うと、それを成さねばならないほどにイレギュラーな存在とは重いもの。

『単純にスキルや術式でそちらの世界より速くできる、みたいな話じゃないんですよ。そして、先生はそれを一人で解決するのが困難だからこそここに来た……ですよね?』

「大正解。まあ、時間さえ頂ければ何とかなるでしょう……が、イベントの進行に影響も出てしまいますので。今回は皆さんの協力を仰ぎ、迅速な問題解決を求めることにしました。もちろん、メリットはありますよ?」

彼らへの本来の報酬は、冒険世界の迷宮の縮小版とマキナの存在を、冒険世界側が見て見ぬフリし続けてくれるというもの……ありがたみが無いだろう。

……人によっては星鑓が降ってくるような処理のされ方もあるので、知っている人からすると破格の報酬ではあるんだがな。

とはいえやはり人とは現金なもの。

そんな目に見えないものよりかは、分かりやすく餌をぶら下げられた方がやる気が出るというもの。

「マキナ」

『はいはーい、それじゃあ皆さん。こちらにご注目!』

「……先生、これは?」

「今回の事業に差し当たり、用意しました一種の魔道具……の設計図です」

空間の固定、大雑把に言ってしまえばこれから造る装置に求めるモノはそれだ。

現状の穴は不安定だ、それゆえにアトランティス側からの廃棄物のみが落ちてくる。

孔を双方向の通路とし、かつ大人数が安全な形で通れる代物に。

何より、向こう側が穴を閉じた場合も対処できる仕様でなければならない。

「この魔道具……『ワープトンネル』を皆様に造っていただきたい。これはまだ未発表の物です、そして私はこれを今回の報酬として皆様に贈呈したく思っています」

『!?』

未だ机上の空論、そんな代物だが理論自体は正しいことを確認している。

設計図通りに造れれば、間違いなく休人たちはアトランティス世界へ行けるだろう。

様々な技術者、職業やスキル、そして『プログレス』を有する『メカメカ団』。

優秀な彼らに道についてはお任せする……そう、あとは全部丸投げだ!