アトランティス世界開放 その03
アトランティス世界開放 その03
滅亡世界 星層監極
アトランティス世界へ向かうための装置、その製作は『メカメカ団』にお任せ!
その間に、俺はそれ以外の面倒なことを進めていかなければならない。
「…………」
そんなこんなでやってきた、滅亡世界。
かつて寄生生命体『侵略者』が蔓延っていたこの世界は、休人たちの弛まぬ開拓精神により大きく変化している。
一部『プログレス』持ちなどを優遇し、彼らの持つ『世界』を展開してもらって……という話はさておき。
そんな地上とは文字通り隔絶された、特殊な場所に存在する大監獄。
他の星々が一丸となり生み出した、星敵や極悪犯罪者を収容するための施設。
……長命種や不老不死の存在なども居るため、獄死という選択が取れないんだよな。
ゆえに隔離、今では休人たちも一部収容されてまさに地獄絵図を日々描いている。
≪許可を確認……お通りください≫
星敵としてかつて収容される側だった俺。
今なおその扱いは変わらないものの、脱獄後の様々な働きかけによって、即収容という自体は免れた。
だが、内部の面々との接触はロクなことをしないと禁止されている。
……が今回は例外、『騎士王』経由で冒険世界が出した許可を使って中へ進む。
星層監極の入り口である扉、許可を得た状態でそこに触れると中へ転送される。
貰っている許可の内容次第で、その転送先が変わる仕様だ。
◆ □ ◆ □ ◆
面会室
「──お久しぶりです」
「……驚いたな、まさか再び顔を見ることになるとは」
「『修羅』さん……本日は、朗報を持ってきましたよ」
星敵の一人、銃を持ちながらの接近戦を得意とするいわゆるガンファイター(物理)。
そして、何を隠そうその銃こそがアトランティス世界の産物なのだ。
彼に面会を行ったのは他でもない、そのアトランティス世界についての話があるから。
……彼自身、アトランティス世界についての情報を求めていたからな。
「朗報……だと? まさか──!」
「冒険世界の迷宮に、アトランティス世界と繋がる歪みを確認しました。現在、そちらへ向かうための準備を行っています」
「…………まだ何も分かっていないのか。我が故郷は、どうなっているんだ」
「ええ、残念ながら分かっておりません。何より、私たちには彼の世界からの許しを得る機会が与えられていませんので」
「そうか……その問題もあったか。だが、そうか……在るのか!」
渡航許可を正しく得ていない場合、侵入を阻まれ最悪異空間から出られなくなる。
それを解決するための方法を、彼の世界出身の『修羅』に求めに来たわけだな。