アトランティス世界開放 その08
アトランティス世界開放 その08
冒険世界 迷宮『メタトギア』
完成したという報告を受け、メカメカ団の本部で装置を確認。
……凱旋門みたいな大きさから、俺単体での運搬は諦めた。
「それでは、始めてください」
「おうよ! よーし、お前ら行くぞ!」
『おぉー!』
今回、クエストという形で許諾は得ているので大々的に作戦を実行。
まだ休人たちは冒険世界のどこに行けば、どんな場所に繋がっているのか不明な状態。
怪しい場所を徹底して調べるやり方をする者も居り、『メカメカ団』もその類いだと思われていることだろう……もともと似たことはやっていたらしいので。
「たしかに、たまにこういった光景を見ていたような気はしますね」
「今は機械大陸の迷宮があるから問題ねぇけど、どれだけ派手にやっても元に戻る迷宮はやっぱり便利なんだよな……」
そう俺に語るのは、武闘世界支部の代表を務めるガンヴァリオン。
他の者同様、戦闘を行うためにプロットテクトとロジカルシリーズを身に纏っている。
俺、ガンヴァリオン率いる戦闘部隊、そして輸送部隊──総勢五十人ほどの団体行動。
大勢での移動もあり、大量に出てくる機械たちを戦闘部隊が排除しながらの移動だ。
ガンヴァリオンは非常時のため、俺の側で待機&護衛をするらしい。
……かなりうずうずしているので、やはり戦いたいようではあるが。
「闘技場などもありますが……あそこは独占することは難しいですしね」
「『天』とか『匠』ならともかくな……昔これがあったら、俺も成れてたかな?」
「どうでしょうね……また違った面々が、その座に就いていたかもしれませんね」
たしかに『天/匠』には、闘技島の闘技場優先使用権もあったっけ。
ただ迷宮にそんなものは無いため、場所さえ確保できればいつでもできなくはない。
この迷宮に住まう機人族たちの協力で、一月に一度ほどならば、一区画ほど立ち入り禁止にした状態で自分たちの開発したメカを試すことができたようだ。
すでに俺が開発したエテーテルドライバー関連のメカも、やったことがあるらしい。
俺専用の規格外版はともかく、共通規格の範疇ならば、彼らも新型を造っているので。
「先生にはまだ見せてなかった、いろんな新武装もあるんだぜ」
「……見たことは無いはずなのに、どこか見覚えのある物も多いですがね」
「そりゃあ元ネタがある物ばっかだしな。たださ、ある程度理屈が浮かぶからこそそういう武器になるわけだろう? 結局、最初から狙わないとだいたい形って同じなんだよな」
「それは……そうですね、たしかに」
より優れた形、というように性能を追求していけば自ずと形は似ていく。
滑らかさの果てに球体があるように、武器にもそういった理屈が存在する。
ファンタジー武器がその法則から外れているのは、それが適う『理』があるからこそ。
同様の理屈を当て嵌め、再現するのであれば……当然形も似ていくわけだな。