アトランティス世界開放 その09
アトランティス世界開放 その09
メカメカ団と共に、迷宮を潜っていく。
大人数のため相応に機械が出現するが、戦闘部隊が創作物で見覚えのある武装でそれを殲滅していった。
「……見つからないですね。先ほど調べた場所から行くことができなかった以上は、また一から探し直す必要があります」
前回俺が見つけた通路は、すでに塞がれそもそも無かったことに。
掘ったところで何も無い以上、別の場所を見つけなければならない。
「先生、どうするんだ?」
「……あの、その担いでいる物は?」
「ん? こうなった時用にって渡されてたヤツだな」
「…………ドリル、ですか」
いつの間にやら、戦闘部隊の一部が装備していたのは巨大なドリル。
腕に装着するタイプや携帯タイプ、何やらギミックが付いている物など多種多様だ。
「ロマンだろ、こういうのって」
「まあ、分からなくもありませんが……」
「これでそれっぽい所を全部掘る! ってことになったらしいんだが……」
「…………かなり危険ですよ?」
迷宮はむやみやたらに破壊されないよう、そうなった場合のギミックが予め組み込まれている──お仕置きモンスター、一定以上の迷宮破壊が行われた場合にのみ出せる存在。
普段は出せない、そして一定時間で消滅するなどの条件付き。
だがとにかく強い、そんな存在が迷宮を荒らす無法者を懲らしめにやって来るのだ。
なお、『超越者』の皆々様で例の廃棄孔を見つけ出した際も、大胆に破壊して出現させたらしい……があちらについては言うまでも無く、サクッと倒したらしいが例外である。
「マキナは問題ないって言ってたらしいが、不味いと思うか?」
「……あの娘がそういうのであれば、何かしらの理由があるのでしょう。分かりました、ならばお願いします」
「おう! よーしお前ら、教えた場所は覚えているな? 今からそこを掘っていくぞ!」
『おおー!!』
そんなこんなで、意気揚々とドリルを回すメカメカ団によって迷宮が掘削されていく。
本来は壊れ難い迷宮の壁も、彼らの開発した超合金によってゴリゴリ削れていった。
その分重量があり、人の身で扱うことは困難とのことだが……。
今の彼らはSF的装置に身を包み、エテーテルドライバーの動力でそれを使っている。
ドリルは魔道具として開発していた頃よりも高い性能を発揮し、超高速回転で壁を削り続ける……見る見るうちに迷宮は破壊されていき──
「……来ましたか」
突如として、脳裏に鳴り響く死の警鐘。
これから訪れるソレの危険度が、今までの機械とは段違いであることを証明していた。