アトランティス世界開放 その13
アトランティス世界開放 その13
戦闘を求め、運搬部隊を窮地に追い込んでしまった部隊長にアドバイス。
……まどろっこしい小細工など不要、ごり押しするべく『プログレス』を育てるのだ!
「──皆さん、お疲れ様です。ここが目的地の歪み……の手前の製造工場です…………って聞いてませんね、誰も」
アレから戦闘部隊、運搬部隊共に反省点を纏めそれを活かすような行動を取った。
俺が居るから、というのもあって普段より多少大胆なことができたらしい。
その内容はさておき、力を合わせて隠しエリア扱いの製造ラインに辿り着いた。
あとはこのまま歪みのある場所に行くだけなのだが……ここでいったんストップ。
「……メカメカ団、ですからね。ええ、私では分からなかったこと。それに何か気づいていただけるかもしれませんし……楽しみにしましょうか」
俺と『SEBAS』はこっそりこの区画を掌握したが、彼らは嬉々としてここの中枢に挑んでいる……いろいろと得られるモノがあるみたいだからな。
俺はそれを後方で眺めるのみ。
もちろん、最低限のバックアップ──モブ怪人にポーションを渡しての支援──ぐらいはしておいたけども。
「『SEBAS』、どうですか?」
《──再度バックドアは形成しました。彼らはマキナを用いた掌握を試みるようですが、これならば相乗りも可能でしょう》
「充分です」
クエストだから、ここの安全を守るためには必要なことだから……ということで、マキナによるハッキングが決定した。
これを報告したところ、凄く嫌そうな顔を『騎士王』にされたが……仕方がない。
バレないように、とかメカメカ団は先んじて話していたが……うん、それは無理だ。
壁に耳あり障子に目あり、『騎士王』にカメラ有り。
ドローンみたいに移動する、過去も遡って確認可能……それぐらいハイスペックだ。
マキナ自身がそのことを理解しており、わからせ展開は無かったよ。
騙し騙されよりかは言質と揚げ足を取った方が良い、ということに……なんでだよ。
「まあ、彼らがどういった付き合い方をするかまでは、私が気にすることじゃないですしね……開きましたね」
前回も『SEBAS』がここのシステムを掌握し、解放した歪みへと繋がる道。
それは──製造ラインをすべて停止させ、破壊する形で登場する。
『待って待って待ってぇええええ!!』
……なお、俺はその説明をしていない。
そのため、ハッキングと観察を別々の集団で行っていたメカメカ団の内、後者が悲鳴を上げているが──気にしない気にしない。