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アトランティス世界解放 その03

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

アトランティス世界解放 その03

イベント世界 機械大陸 メカメカ団本部

現実で家族にアトランティス世界の話をしたら、お祭り大使に任命された。

家族のこんな屋台を楽しみたいという希望も聞いたし、お父さんに任せておきなさい!

「──と、いうわけでこういった屋台を探しているんですけど…………ありますよね?」

「……無いです」

「本当は?」

「本当に! 無・い・で・す!」

クラン『メカメカ団』の本部、あるいはイベント期間中に開かれている休人開催のお祭りにおける実行委員会本部。

俺はそこを訪れ、毎回事務的な部分を請け負っているド・ライブに紙を渡していた。

それは現実で聞いた内容に、少しばかり書き加えを添えたものだ。

「なんですか……このメモ。えっと、追記される前の部分は……まあ分かりますよ。現実のお祭りでもありそうなものばかりなので。ですが、この追記部分──」

「あったらいいじゃないですか」

「……未来の、猫型ロボットの道具でもないと無理ですよ。『巨大なバルーンの中を通る迷路』、『融けないかつシロップが好きなタイミングで味が変わるかき氷』って……まあでも、これらは考えてみます」

「お願いします。それで、最後の一つについては…………あっ、ダメそうですね」

「…………『屋台で出ている食べ物が出てくるテーブル掛け』って、物理法則舐め過ぎですよ。転送とかアイテムボックスとか手段はありますけど、コスト面で無理です」

なお、初期の要望は並ばずともすぐに屋台の食べ物が食べたい、というものだ。

…………ちょっとばかり、書き足した内容がダメだったか?

「先生……まさか、こんな無理難題を押し付けるためだけにここへ?」

「? えっと、何か問題でも?」

「……本気だったんですか」

「実は私の知人がここに来ることになりましたので、彼らの要望に近い屋台が無いかを確認したかったんですよ……ああ、書き足した部分は私の書いたものです」

「…………それを聞いて安心しました。もしそうじゃなかったら、現場にいろいろと通達しないといけませんでしたので」

いやー、VIP待遇なんてしてくれなくても大丈夫なんだけどな。

ともあれ、どうやら俺の考える理想の屋台は無いようだ…………ならば──

「どこか、場所は空いていますか?」

「え、ええ……それはもちろん──って、参加していただけるんですか!?」

「無理な要望を叶えていただくのですから、対価は必要でしょう。私、というか私の配下が屋台を一つ、そして多少の人員をこちらから出しましょう」

「! す、少し待ってくださいね……」

どこかへ連絡するようで、この場から一時的に離れる。

──そして一分もしない内に、頼まれ事をされるのだった。