アトランティス世界解放 その19
アトランティス世界解放 その19
イベント世界 機械大陸
ナノマシンが世界を覆うアトランティス。
それにより、魔力が存在しなくなり異形の軍勢に対抗できなくなってしまった模様……詳細は休人たちが頑張って調べるはずだ。
「──やっと休めるぅ」
アトランティス世界からの撤退、長居していた『機械皇』がそれを決断する。
それに伴い、俺もまたイベント世界での催し物に集中できるように。
まあ、帰った直後は『機械皇』の代わりに報告させられたりと大忙しだったのだが。
それも終わり、メカメカ団によってナノマシン関連の機械を次々と発表。
イベントへの貢献ということでレシピを無償で発表したり、それらを使うことで最前線が一気に押し返す──見事、地上の一部を解放することに成功したようだ。
ショウとルリは……またそれとは違う場所で、関わっているが関われない大きな戦いを繰り広げていたそうだが、多くは教えてくれなかった。
「それを教えてほしかったら、お祭りの方を頼むって言われたからな……ならば、その期待に応えようじゃないか!」
アトランティス世界のナノマシン、それを別世界で十全に使うことは難しい。
あの世界の魔力が無い、ナノマシンが豊富な環境だからこそハイスペックで動くのだ。
それを何とかするため、【科法師】や【魔学者】が使えるのだが……俺は未だに就職することができていない。
解放より前に帰還したからな、その後も忙しくて就けなかった。
……今は今で就職施設が混んでおり、こっそりというのは難しいのだ。
「だから普通には使えない……ふっふっふ、ならナノマシン無しで使えばいいだけだ」
ナノマシン前提のハイスペック機、言い換えればナノマシンが無いと使えないということだが……そこさえどうにかできれば、可動自体はできるということ。
それをどうにかする術を、俺と『機械皇』はアトランティス世界で研究していた。
──そしてその策を見つけたからこそ、彼は用は済んだと冒険世界に戻ったわけで。
「──はい、変換機~(濁声)」
専用の機械をアトランティス世界の機械に繋ぎ、魔力を装填。
装置がナノマシンの代わりに機能することで、一時的に動かすことができる。
様々な問題があって、普段遣いはほぼ不可能だったりするのが現状。
家で用いる電化製品すべてを、乾電池で運用しているような無駄の多さだ。
魔石などでも問題ないが、今はコストがやや割高な仕様。
この辺も、メカメカ団が効率化を図ってくれることに期待しておく。
「今回はそれを人形たちにカバーしてもらうとして……屋台の準備も万端、さあお祭りを盛り上げていこうか!」
メカメカ団の許可も取ってある、三人の予定もある意味きちんと開いている。
イベント最終日、ここ機械大陸でお祝いをするらしいからな。