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アトランティス奪還作戦 その10

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アトランティス奪還作戦 その10

迷宮『鉱機鋼洞』 四階層

罠に嵌められた哀れな休人たち。

……をそのまま置いておいて、こっそりと下の階層へ移動。

途中まではそのままにしておき、戻るのが困難になった辺りから……というやり口自体が自然なもので無い以上、この迷宮は確実に某神話から干渉されている。

「着装──[星形]」

隠す必要が無くなったため、これまで以上にアイテムでごり押ししていく。

中に着込んでいた装甲を覆うように、新たな外装を呼び出し──接続する。

機体性能が向上し、これまで以上の動きを取れるようになった。

そう、つまり──『SEBAS』のアシストをこれまで以上に受けられる。

「最悪、このままずっと乗っている……いや載っているだけな可能性もあるな。まあ、それで目標達成できるんだからそれでいいや。頼むぞ、『SEBAS』」

《畏まりました──遠隔操縦を開始します》

一瞬ガクリと首を下げた機体、だがすぐに顔を上げると迷宮を駆け抜けていく。

現れる異形の数々、それらを最小の動きで躱し迷宮の奥深くへ。

「[マップ]がどんどん埋まってくな……しかし、全然名残が無いな」

事前情報の地形はある程度迷路のように角ばったものだったのだが、侵蝕された現在の迷宮はうねりうねった少々おどろおどろしい仕様となっている。

道そのものが歪んでいたり、あるいは突然重力が反転したりとやりたい放題だ。

奇妙なオブジェクトも置かれているようだが、俺の目にはかなりデフォルメして映る。

《旦那様、迷宮の至る所に視覚的トラップが仕掛けられております。情報処理はしておりますが、注意してください》

「了解……リジェネでも仕込んでおくか。ストック一つ、使わせてもらうぞ」

リジェネポーションと呼ばれる、一気に回復するのではなく微量を継続的に回復していく用のポーション。

これの状態異常版、というある意味身力回復よりも優れたものを取り揃えている。

──開発者は俺ではなくある休人、ありがたく参考にさせていただきました。

パクったアイデアで作り上げたソレは、毎秒発生した状態異常を解消してくれる。

本来の代物はもう少し間隔が空くのだが、そこはまあ……:DIY:様なので。

これももしもに備え、“再起運用”に効果のストックをしておいた。

本来ならば存在するストック枠の制限も、“職業強化”でバッチリ増加してある。

最近はこういう『SEBAS』任せの状態でもできることを模索し、いろいろと試していたりする……その補助が必要かと言われると、やっぱり微妙なんだけどな。