414話 猫の一部が恐ろしい
414話 猫の一部が恐ろしい
タイトルは適当です
ベル《やっぱり誰が使ったかだけ教えてくれる?》
ピクシー《わかりました》
ベルはこの猫化魔法を誰が使ったのかを聞いた
ピクシー《マスターに猫化魔法を使ったのはレーネ様ですよ》
ベル《……え?そにょ人ってもしかして》
ベルは名前を聞いてすぐに誰か気づいたようだ
ピクシー《はい、この猫化魔法を使用したのはマスターのお母様のレーネ様ですよ》
ベル《だよにぇ、にゃんで?》
ピクシー《マスターに猫化魔法を使った理由は分かりません、後で直接聞いてください》
ベル《そうだにぇ、後で理由を聞くとして、とりあえずにゃ行だっけ?それにゃおしてくれる?》
ピクシー《わかりました》
そう言ってピクシーはベルの体にかかった猫化魔法の効果の進行を1番最初の状態に巻き戻し、再度猫化魔法が進行しないように魔法の進行を停止させた
ピクシー《できましたよ》
ベル《治った?》
ピクシー《はい、声に出して確認してみてください》
ベル《わかった》
「にゃにぬねの……うん、にゃ以外はにゃおってるね」
ピクシー《はい、残念です》
悲しそうにそう答えた
ベル《おぉい!なぜそうなる》
ベルはすぐに突っ込んだ
ピクシー《だってにゃ行で話すマスターが可愛かったので……つい》
ベル《ついって……まぁいいや、みんなのとこ行こ》
ピクシー《ですね、遊んでいる間に5分程経過していますよ》
ベル《じゃあ待たせちゃってるかな、早く行こっか》
その後すぐにベルは食堂へ向かい、テレス達と合流した
ベル「おまたせ」
テレス「大丈夫だ、よ?……何その耳可愛い!」
ミーファ「ベルくんに猫の耳が生えてる、可愛い!」
レミア「可愛いの着いてるけどどうしたの?」
テレスとミーファの2人が目をキラキラさせていた
ベル「とりあえず列に並びながら話そっか、ここで話していてもご飯食べれないからね」
テレス「そうだね」
ベルを待っている間にかなりの列になっていたご飯を選んで受け取る列の最後尾に並んだ
ベル「じゃあ話そっか、今日の朝ね?2人と一緒に馬車で学園に向かってたの、そしたら突然魔法で猫にされたの」
テレス「それってミラくんとヘングルくんもベルくんが猫になるところ見てたの?」
2人に問いかけた
ミラ「ううん、急に白い煙が出て何も見えなくなって、煙がなくなったらベルお兄ちゃんが猫になってたの」
ヘングル「見えなかったよ」
テレス「……そんな魔法あるのかな?」
ミーファ「でも可愛いからいいよねぇ?」
ミーファはテレスが魔法のことで考え込んでいるのを放っておいてミラくんとヘングルくんにそう問いかけた
ミラ「可愛いよ」
ヘングル「うん」
2人も可愛いことに同意していた
ベル「にゃんでそうにゃるの?」
ミーファ「にゃ?」
レミア「にゃ?」
ベル「にゃに、文句でもあるの?」
ベルはジト目でじーっと見つめて目でも問いただしていた
ミーファ「にゃいよ」
レミア「にゃいにゃい」
ミーファとレミアはからかうように笑いながらそう言った
ベル「それ絶対バカにしてるでしょ!」
笑い混じりに軽く怒った
ミーファ「まぁ可愛いからいいよ」
レミア「可愛いから問題ないよ」
ベル「そうですか」
(ピクシーに散々言われたからね)
呆れたようにそう呟いた
テレス「可愛いのは当然として、ベルくんいつもは魔法とかすぐに解除するけど、それはしないの?」
ベル「解除したいんだけどね、でもできにゃいの」
テレス「ベルくんでもできないの?」
ベル「うん、この魔法がちょっと不完全にゃんだよね」
テレス「不完全?見た目はよくできてるのに?」
ベルの耳やしっぽは元から生えていましたと言われても分からないほど違和感なく綺麗に生えている
ベル「見た目はね、でもにゃかみがヤバいの」
テレス「中身?」
ベル「にゃかみって言うのは簡単に言うと魔法がどう動くのかを決めるためのものかにゃ」
テレス「魔法がどう動くか……じゃあ魔法を飛ばす見たいなかんじ?」
ベル「そうそんにゃ感じ、その中身がヤバいの」
テレス「さっきからヤバいって言ってるけど何がヤバいの?」
ベル「まず魔法がかかっている本人にはにゃおすことができにゃい、そして時間経過とともにどんどん本物の猫に近ずいて行くの」
テレス「治せない?じゃあベルくんはずっとこのまま?」
ベル「俺にはにゃおせにゃいだけで帰ったらにゃおすよ」
テレス「なんだ、残念」
ベル(みんにゃ猫のままでいて欲しいみたいにゃ反応するよね)
「誰がにゃんと言おうとにゃおすからね」
テレス「ベルくんが治したいなら治していいよ、私達は止めないから」
テレスは少し悲しそうにそう答えた
ベル「そうしてね」
テレス「うん……じゃあもう1つの本物の猫になるってやつは?」
ベル「猫ににゃるの」
テレス「猫になる?……じゃあ今のは?」
ベル「これは猫人族って感じかにゃ、でも更に時間が経過したら本物の猫ににゃるの」
テレス「へぇ〜」
(ベルくんが猫に……いいかも)
テレスは頭の中でベルが本物の猫になった姿を想像していた
ベル「はいはい、余計にゃこと考えてにゃいでご飯選びにゃ」
テレス「はーい」
話している間にベル達の番になり、各自ご飯を選んで受け取り、全員で席に着いた
ベル「じゃ、いただきます」
全員でいただきますをしてご飯を食べ始めた
ベル「あつっ!」
ベルはこの学園で一番人気の唐揚げ定食を選んでいて、唐揚げを食べようと口に入れてすぐにそう言った
テレス「大丈夫?」
ミーファ「熱かった?」
レミア「火傷した?」
ミラ「ベルお兄ちゃん大丈夫?」
ヘングル「お水飲む?」
ベル「だ、大丈夫だよ」
(いつもにゃんともにゃいんだけどにゃ)
ベルは少し涙目になっていた
ピクシー《いつものマスターならできたての食べ物を食べてもなんとも思わないでしょう、ですが今のマスターは猫になっているので無理でしょうね》
ベル《猫舌みたいな感じ?》
ピクシー《みたいな感じ?ではなく本当に猫舌になっていますよ》
ベル《マジで?》
ピクシー《はい、なので大人しくフーフーして食べましょうね》
ベル《この体になって攻撃されても全く痛くないのに今までで1番のダメージだったよ?》
ピクシー《猫になっている間は気をつけることですね》
ベル《猫舌、とっても恐ろしい、世界で1番恐ろしい》
その後ベルは頑張ってフーフーしながらご飯を食べていた
{ベルの食べている姿を見て、テレス達はとてもニコニコしていたようです}