418話 時間待ち
418話 時間待ち
ベルは準備室でぼーっとして時間を潰していると
コンコンコン
?「ベルくんいる?」
誰かがベルの準備室へやってきた
ベル「いますよ」
?「じゃあちょっと失礼するわね」
そう言って部屋へ入ってきた
ベル「まだ何かありましたっけ?学園長」
システィーナ「朝呼んだ時に言おうと思ってたんだけど忘れてたのよ」
今の時間は2時間目が始まってすぐくらいの時間
ベル「なんですか?」
システィーナ「ベルくんに昨日会議があるって言ったよね?」
ベル(……忘れてた)
「聞きましたね、それがどうしました?」
システィーナ「どうしましたって、出席してねって言ったわよね?」
学園長は声に圧をかけながらそう言ってきた
ベル「ごめんなさい、忘れてました」
システィーナ「はぁ……あなたのことだからそうよね」
やっぱりね、と言わんばかりにそう言われた
ベル「今日もあるって事ですよね?」
システィーナ「あるにはあるけどベルくんは来なくてもいいわよ?」
ベル「もしかして全く行かないから来なくていいってことですか?」
システィーナ「まぁそんな感じかな」
ベル「あらまぁ、それは大変なことに」
システィーナ「まぁ会議に参加してる先生達で話し合ってベルくんも忙しいと思うから17日にまとめて資料を渡すことになったわ、だから明日の会議の後に資料を渡すから明日は会議があるって事を覚えておいてね」
ベル「わかりました……とりあえずこれで許してください」
そう言いながら空間収納からケーキを取り出し、紅茶を入れに行った
システィーナ「ありがとう、でも会議のこと伝えに来ただけだから気にしなくてもいいのに」
ベル「どの口が言いますか、ここに来るまでケーキのことしか考えてなかったくせに」
システィーナ「ギクッ……そ、そんなことないわよ?」
ベル「それに会議のこともここに来るための口実だったみたいだし」
システィーナ「……はぁ、なんでそこまでわかるのよ」
ベル「俺って実は心とか読めるんですよねぇ〜」
(まぁこれまだ1回しか役に立ってないけど)
ベルの言うこれとは、先生達も忙しいので余計な時間を使わせないようにベルの準備室に先生達が来るのを感知したらその人の心を読んでなんの用事かを確認するようにしている
{ただ役に立っていない}
システィーナ「あぁそういえばそうだったわね」
諦めたようにそう言った
ベル「どうぞごゆっくり」
そう言いながらベルは紅茶を出した
システィーナ「ありがとう」
お礼を言ってケーキをもぐもぐし始めた
システィーナ「そういえばベルくんってケーキとか簡単に出していたけど、 収納 アイテムボックス に食べ物入れてるの?」
ベル「普通に入れてますよ?」
システィーナ「腐ったりしない?」
ベル「いえ、俺が使うのは 収納 アイテムボックス ではなく空間収納ですから腐りませんよ」
収納 アイテムボックス は入れたものの時間が普通に進み、腐ったり暖かいものなら冷めたりする。空間収納は内部の時間が止まり鮮度などが保たれる。この2つは魔力量により内容量が決まり、魔力が多いほど沢山のものを入れることができる。そしてさらにこれらの上位互換のベルが使うの 無限収納 インベントリ は内部の時間が止まり、容量は魔力が1だったとしても無限にものを入れることができるよ
{作者 アイテムボックス系の説明したかを覚えていないので改めて説明しました}
システィーナ「あ、ベルくん転移とか普通に使えるから当たり前か」
ベル「そうですね、なんならケーキの他にも普通のご飯とかも入ってますよ?」
システィーナ「へぇ〜、どうして入れてるの?」
ベル「野宿とかする時に食べたり、あとはお腹すいた子供に食べさせてあげるためですね」
システィーナ「なるほどね、じゃあこれとかはどこかで売られてるの?めっちゃ美味しいけど」
ベル「非売品ですね、減ってきたら俺が作ってますよ」
システィーナ「え?これベルくんの手作りなの?」
ベル「はい、さすがに俺に対して作って貰ってた場合その食べ物はあげられませんよ、だから俺が人にあげたりできるように自分で作ってます」
システィーナ「ほんとなんでもできるのね、いつお嫁に行くの?」
ベル「どうしてそうなるんですか」
システィーナ「え?だって料理って花嫁修業の1つって言わない?」
ベル「確かに言ったりしますが、残念ながら俺はお嫁には行きません」
きっぱり言いきった
システィーナ「そうなの?残念ねぇこんなに可愛いのに」
ベル「…」
ベルはそう言われてシスティーナをジト目でじっと見つめた
システィーナ「な、何よ」
ベル「あまり俺で遊ぶとケーキ…取り上げますからね」
システィーナ「っ!それはダメよ!」
ベル「じゃあやめてくださいね」
システィーナ「はい!ごめんなさい」ペコ
そう言いながらケーキを死守するために全力で謝っていた
ベル(どんだけケーキ食べたいんだろう)
そう心の中で思っていた