426話 調査報告
426話 調査報告
ギルドを出たあとすぐに学園へとやってきた
コンコンコン
ベル「学園長、いますか?」
学園長 システィーナ 「いるわよー」
ベル「じゃあ失礼します」
学園長室に入室した
システィーナ「もう終わったの?」
出発してからまだ2時間も経っていない
ベル「はい」
システィーナ「そう、じゃあ何か問題はあったかしら?」
ベル「1箇所だけ問題しかない森がありました」
システィーナ「そうなの?」
ベル「はい、ドラゴン的な何かが寝床にしてる場所がありました」
システィーナ「…そう、危険性は?」
ベル「一応その森を立ち入り禁止にして、森に近づくのも注意するように言ってきました」
システィーナ「そうなの?じゃあその森側以外は大丈夫そ?」
ベル「はい、ただそのドラゴン的ななにかに寄せられたのかちょっと強い魔物が散らばっているくらいなので大丈夫だと思いますよ」
システィーナ「ちょっとってどのくらい?」
ベル「オークくらいです」
システィーナ「オークね……それくらいなら雇った冒険者でも大丈夫そうね」
ベル「はい、なので数は少し減らしましたが、ドルナードの冒険者のために少しは残しています」
システィーナ「それでいいわ、あとは当日までドラゴンが帰ってこないことを祈るしかないわね」
ベル「ですね」
その後も少し話していると
キーンコーンカーンコーン
ベル「時間的に最後の鐘かな?」
システィーナ「そうね、じゃあ2人のお迎えもあるだろうからもう帰ってもいいわよ、明日は職業体験の予定を渡すからここに来てね。じゃあお疲れ様」
ベル「わかりました、失礼します」
そう言ってベルはゆっくりミラくんとヘングルくんの教室へと向かった
ベル「お待たせ〜」
ミラ「ベルお兄ちゃん!」
ヘングル「ベルお兄ちゃん」
ベル「授業はどうだった?」
ミラ「魔法が使えるようになったよ!」
とても嬉しそうに教えてくれた
ヘングル「俺はまだ無理だった」
ミラくんとは違い、とてもシュンとしていた
ベル「お、ミラくんは早いねぇ…ヘングルくんも絶対に使えるようになるから頑張って!」
ヘングル「頑張る!」
ベルに頭を撫でられながらそう言われて元気を出した
ベル「じゃあお家に帰るために歩きながら話してね」
そう言って歩き出した
ミラ「水を出せるようになったよ!」
ベル「そっかぁー、じゃあミラくん以外の子はまだ使えないんじゃない?」
ミラ「ううん、僕以外にも3人使える子がいたよ!」
ベル「いるんだ、じゃあその子達に負けないように頑張らないとね!」
ミラ「頑張る!!」
ミラくんとはとてもとても楽しそうに魔法の話をしてくれた
ヘングル「魔法ってどうやって使うの?」
ベル「ヘングルくんはどんな魔法が使いたい?」
ヘングル「ん〜……ぶわーってなったりビューンってなる魔法が使いたい!」
擬音に合わせて体を使って使いたい魔法を表していた
ベル「それじゃあさすがに分からないな、例えば火とか水とかだったらどれがいい?」
ヘングル「ぞくせいってやつ?」
ベル「そうそれ、ミラくんのお水のやつは水属性だね、ヘングルくんは何がいい?」
ミラ「ヘングルくんは風がいいんでしょ?」
突然そういった
ベル「そうなの?」
ヘングル「うん、ぶわーってなったりビューンってなる魔法がいい」
ベル(ぶわーのビューンってなる魔法かぁ)
「…ぶわーってのは空を飛びたい?」
ヘングル「うん!」
ベル「そっか、じゃあビューンってのは…こんなの飛ばしたい?」
そう言って手を出してその上に石の槍を出した
ヘングル「ううん、これじゃない」
そう言って首を横に振った
ベル「じゃあ色々出すから指さしてね」
そう言って飛ばす系の魔法を色々と出していった
ヘングル「これ!これがいい!」
そう言って指さしたのは聖属性のホーリーアローだった
ベル(これかぁ)
「こっちじゃなくて?」
そう言って光属性属性のライトアローをだした
ヘングル「ん〜…なんか違う、こっちがいい!」
そう言って再度ホーリーアローを指さした
ベル「わかった、帰ったらウリエルにホーリーアローを使ってみたい!って言ってみて、そうしたら教えてくれると思うよ」
ヘングル「僕にもこれ使える?」
ベル「うん、ヘングルくんなら頑張ったら使えるよ!」
(まぁみんな全属性使えるから普通に練習すれば使えるんだけど)
ヘングル「やった!帰ったら教えてもらう!」
ベル「そうしな、風で飛ぶやつは言ってくれたら教えるからね」
ヘングル「じゃあ今日はビューンってなるやつを教えてもらうから、明日はぶわーってなるやつ教えてね!」
ベル(明日学園が終わったら教えてあげよっか)
「いいよ」
ヘングル「やった!」
ヘングルくんはとても喜んでいた
ミラ「僕にも教えて?」
甘えたような声でそう聞いてきた
ベル「もちろん!じゃあ明日みんなで教室の広間に集まって魔法の練習しよっか」
ミラ「やる!」
ヘングル「みんなで魔法練習する!」
2人はとても嬉しそうにそう言っていた
ベル(やばい、このまま死にそう)
ピクシー《もし本当に死んでしまった場合、この子達は明日、魔法の練習ができなくてとても悲しむでしょうね》
ベル《それはダメ》
2人によってゆるゆるにされていたベルがピクシーのその言葉でキリッと元に戻った
ピクシー《なら死なないようにしましょうね》
ベル《はい!》
その後も2人と話している内にあっという間に屋敷に着いてしまった
ヘングル「ウリエルさん!ビューンってなる魔法教えて!」
ヘングルくんは馬車を降りて直ぐにウリエルの下へ走って向かいそう言った
ウリエル「ビューンとはどの魔法のことでしょうか?」
ヘングル「ビューンってなるやつ!」
ウリエル(どうしましょうか)
ヘングルくんに言われた魔法が何かわからず、とても困った表情をしていた
ベル「ヘングルくんは聖属性のホーリーアローが使いたいみたいだよ」
ウリエル「ベル様、お帰りなさいませ」ペコ
ベル「うん、ただいま」
ウリエル「ヘングル様が聖属性の魔法を使いたいと仰ったんですか?」
ベル「そう、ビューンって魔法がわからなくて色々見せたら聖属性のホーリーアローだった」
ウリエル「そういう事ですか、教えのは構いませんが適性はあるのですか?」
ベル「色々な影響で全属性の適性を持ってるから適性は大丈夫だよ」
ウリエル「わかりました」
ヘングル「ビューンって魔法教えてくれる?」
ウリエル「いいですよ……でも先に服を着替えてきてください、着替えたら…どこで教えましょうか?」
ベル「城の方にみんなで勉強をする教室を創ってあって、そこに運動とか魔法の練習をするための空間があるからそこでいいよ」
ウリエル「わかりました、着替えたら教室に集合です、いいですね?」
ウリエルは優しく問い掛けるようにそう言った
ヘングル「うん!着替えてくる!」
そう言ってヘングルくんは走って着替えに向かった
ウリエル「ミラ様はよろしいのですか?」
ミラ「僕もいいの?」
ウリエル「もちろんいいですよ?私に教えることのできる魔法ならなんでも教えてあげますよ?」
ミラ「じゃあ僕も教えてもらう!」
ウリエル「はい、ではミラ様も着替えて教室へ来てくださいね?」
優しくそう言った
ミラ「わかった!!」
そう言って元気に走って着替えに向かった
ウリエル「2人だけでよろしいのですか?」
ベル「本当はそのつもりだったけど、やっぱり他の子達も呼ぼっか」
ウリエル「その方がいいかと、2人だけに教えたことがバレると他の方からずるいと言われますよ?」
ベル「だよね、じゃあ俺は……みんなに伝えておくから、ウリエルは教室へ向かっておいて」
ウリエル「わかりました」
ウリエルは直ぐに教室へと向かっていった
ベル(1階結構複雑だけど分かるかな?)
「とりあえず俺はみんなにお知らせかな」
『子供達の専属メイド達へ 念話〔突然ごめんね、子供達にこの後教室で魔法を教えて貰えるから、使ってみたい子は教室に集合って伝えてくれるかな?〕』
専属メイド達〔わかりました〕
その返事を聞き、ベルも教室へと向かった