435話 子供達に魔法を教える⑨
435話 子供達に魔法を教える⑨
みんなで教室の訓練所に集まったのが約15時、そこから19時前まで魔法の練習をしていた
{子供達の魔力は無尽蔵なため、この程度では魔力切れは起こさない}
ベル『声拡散』
「じゃあみんなー、今日はもう終わりにするよ」
メル「え〜!まだやりたい!」
ミラ「まだ大丈夫だよ?」
ヘングル「どうして?」
アヤ「まだ元気だよ?」
ヒナ「…おしまい?」
キラ「おわり?」
サクヤ「もう終わりなの?」
アミ「まだできるよ!」
子供達はまだまだ元気で魔法の練習を続けたいようだ
ベル「まだ続けてもいいんだけど一旦終わりね、もうすぐ夜ご飯の時間だよ?」
メル「ご飯の時間?」
ミラ「ご飯食べてからやっていい?」
ヘングル「食べたらやっていい?」
アヤ「もうそんな時間なんだ、ここだと空見えないから分からないや」
ヒナ「ご飯食べる」
キラ「もうご飯なんだ」
サクヤ「またやっていい?」
アミ「ご飯食べたらやる!」
それぞれそう聞いてきた
ベル「夜ご飯をちゃんと食べて、お風呂に入る時間になるまでなら魔法の練習をしてもいいよ」
メル「やった!」
ミラ「やる!」
ヘングル「うん」
アヤ「じゃあ早くご飯を食べましょ」
ヒナ「ちゃんと食べる」
キラ「早く行こ!」
サクヤ「食べに行こ!」
アミ「行こ!」
そう言って子供達は一斉に食堂へと向かっていった
ベル(急いだところでご飯まであと少しあるんだよね)
そう思った後すぐにベルも食堂へ向かい、みんなで夜ご飯を食べたあとまた教室の訓練所へ戻ってきた
ベル「じゃあ再開する前に聞いてね、さっきまでは詠唱したら勝手に魔力が吸われて魔法が発動してたでしょ?」
メル「そうだっけ?」
ミラ「わかんなかった」
ヘングル「ウリエルさんに教えてもらったけどよく分からない」
アヤ「途中から抜ける感覚があったよ」
ヒナ「分からない」
キラ「それっぽいのは感じたよ」
サクヤ「わからなかったよ?」
アミ「わかんない!」
約4時間ぶっ通しで魔力量調節を一切してない魔法の練習をしてかなりの量の魔力が減ったはずなのだが、子供達のほとんどがわからなかったようだ
ベル「わかんないか、分からない子も練習を続けていればわかるはずだから頑張ってね」
メル「うん!」
ミラ「頑張る」
ヘングル「頑張るよ!」
ヒナ「うん」
サクヤ「わかった」
アミ「頑張る!」
ベル「じゃあ今から話すのは今言った魔力を感じたあとの話になるんだけど、みんなやることだから覚えておいてね」
メル「はい!」
ミラ「わかった」
ヘングル「わかった」
アヤ「何やるの?」
ヒナ「覚える」
キラ「今度は何やるの?」
サクヤ「はい!」
アミ「魔法はまだ使えないけど覚えます!」
ベル「よし、じゃあ魔力の消費した感覚を掴めたら、今度は詠唱して勝手に吸われる魔力を調整する練習をしてみて」
アヤ「今のままでも使えてるのに調整する意味あるの?」
当然な疑問を聞いた
ベル「みんなそう思うよね」
メル「うん」
ミラ「使えるのに調節しないといけないの?」
ヘングル「どうして?」
ヒナ「思う」
キラ「意味があるの?」
サクヤ「なんで?」
アミ「どうしてなの?」
みんなも疑問に思っていたようだ
ベル「魔力の調整ができたら便利だよ、例えばこのファイヤーボール」
そう言いながら右手に普通の魔力量を込めた普通のファイヤーボールを出現させた
ベル「それからこのファイヤーボール」
そう言いながら今度は左手に通常の100倍ほどの魔力が込められたファイヤーボールを出現させた
ベル「この2つを見て何が違うかわかるかな?」
メル「おっきい!」
ミラ「おっきくなった?」
ヘングル「大きさが違う」
アヤ「でかい?」
ヒナ「こっちのやつおっきい」
キラ「大きい?」
サクヤ「左のヤツの方がおっきい」
アミ「おっきいのとちっちゃいの!」
最初に出現させた右手のファイヤーボールは魔力量の調整をせずに発動した普通のファイヤーボール、大きさはだいたいソフトボールくらいの大きさ。そして左手のファイヤーボールは魔力量を通常の100倍を込めて発動したファイヤーボール、大きさはバランスボールくらいの大きさだった
ベル「こっちのちっちゃい方が普通のファイヤーボールで、こっちの大きい方が魔力の調整をして沢山込めた方だよ」
アヤ「魔力を沢山込めると大きくなるの?」
ベル「大体の魔法は魔力を沢山込めると大きくなるね、でもヒナちゃんに教えた魔法とかは違うよ」
アヤ「魔力を沢山込めたら大きくなるだけなの?」
ベル「じゃあ見せてあげる、危ないからここから近付いちゃダメだよ?」
『結界生成』
地面に線を引き、その部分から結界を生やしながらそう言った
子供達「うん」
ベル「じゃあまず普通の方からね」
『的 生成』
そう言って的を出現させてすぐに普通の方のファイヤーボールを的へ向かって飛ばした