439話 補助アイテムを作る③
439話 補助アイテムを作る③
モナがヒナちゃんに説明しに行ったあと
ベル《結界に込められた魔力が500だったら特殊なハンマーの設定を501にしたら割れるみたいなの作れる?》
ピクシー《耐久値より1でも上回れば一撃で破壊できるということですか?》
ベル《そういうこと、それなら魔力を込める量が大きくなれば元々設定していた数値で壊せなくなるでしょ?それでどのくらい込められたかわかるようにしたい》
ピクシー《それなら割らなくても測定器みたいなの作ればいいのでは?》
正論を言われてしまった
ベル《まぁそれはそうなんだけど、数値で見るより視覚的にわかりやすい方がいいでしょ?》
ピクシー《分かりました、では複雑にはなりますが…このようなのはいかがですか?》
ピクシーはベルの脳内に直接データを送った
ベル《……いい感じ、これでいこう!》
『練習用特殊ハンマー 作成』
作成するとおもちゃのようなハンマーができあがった
ベル「説明終わってる?」
モナ「はい」
ベル「よし、じゃあヒナちゃん、これ見てくれる?」
ヒナ「これなぁに?」
ベルは練習用特殊ハンマーを持って見せていた
ベル「これはヒナちゃんの結界にどのくらい魔力が込められたか見る魔法具だよ、まずこれで結界を叩いて数値を測るの、だから結界を出してみてくれる?」
ヒナ「うん」
『魔力よ、猫の意志を宿し、我らを守る障壁となれ、キャットシールド』
ヒナちゃんはゆっくりと詠唱をして 自身の周り ヒナちゃん にキャットシールドを発動した
{作者 ちなみにこのシールド、一応イメージがあるんだけどわかるかな?}
ヒナ「これでいい?」
ベル「いいよ、じゃあ見ててね?」
ヒナ「うん」
ベル「これで」
コン!
ベル「こんな感じで叩くの」
ヒナちゃんの発動した結界を練習用特殊ハンマーで軽く叩いた
ヒナ「?」
ベル「今叩いたのはこの結界にヒナちゃんがどのくらい魔力を込められたかを測るために叩いたの、だからここ見てくれる?」
ベルはハンマーの背面を指さしながらそう言った
ヒナ「500って書いてるよ?」
ハンマーの背面にはモニターのようなものが付いていて、そこには500という数字が書かれていた
{ちなみに文字の色は黄緑色}
ベル「今ヒナちゃんの周りに張られている結界には500の魔力が込められてるってことだよ」
ヒナ「多いの?」
ベル「ん〜…まだ少ないかな、もしヒナちゃん達が着けてるブレスレットを外して叩いたら壊れちゃうね」
ヒナ「どのくらいいる?」
ベル《どのくらいいると思う?》
ピクシー《ヒナちゃんの魔力はこの子達の中で1番多いので……余裕を見て50万ほど込められていれば大抵の攻撃は防いでくれるでしょう》
ベル《わかった》
「もしヒナちゃんがみんなを守りたいなら最低でも50万くらいの魔力を込められたら大丈夫だよ」
モナ「それはさすがに足りないのでは?」
ヒナ「私の魔力ってどのくらいあるの?」
ベルに言われた魔力量に達しているのか気にたったようだ
ベル「大丈夫だよ、ヒナちゃんは特に魔力が多くて20億くらいあるから問題なし!」
(暴食の大罪スキルを無くして弱体化がかかったとはいえ今でも食べた物から魔力を吸収して自分の物にするスキルが残ってるからまだ増えるんだよね)
ヒナちゃんが大罪の時は食べたもののステータスを自分の物にしていたため、ステータス値だけを見たら大罪メンバーの中で上位にくい込むほどのステータスをしているよ
まぁそれでもキラちゃんには敵わない
ヒナ「20億ってどのくらい?」
ベル「そうだねぇ〜、簡単に言うとブレスレットを外してみんなで一斉に全力で何回叩いても壊れないくらいの魔力だよ」
ヒナ「カチカチ?」
ベル「そう、もちろん魔力には余裕があるから50万じゃなくてもっと込めてもいいからね」
ヒナ「頑張る!」
ヒナちゃんは1人で燃えていた
ベル「頑張って……じゃあ話を戻してもう1つあるから見ててね、このハンマーのこっちの数字を501にしてこの結界を叩くと」
パリン!
ヒナ「壊れちゃった」
ベル「ヒナちゃんはまだ自分で解除できないでしょ?」
ヒナ「うん、ベルお兄ちゃんにお願いしてた」
ヒナちゃんはシールドを張る度にベルに解除してもらっていた、本来なら解除もできるのだがまだ練習を始めたところなのでそこまではできないよ
{ベルはめんどくさがらずに可愛いからという理由で毎回やってあげていた}
ベル「だから簡単にやり直せるようにこれで壊すの、そしたらまた新しいのを作ってまた測るの繰り返しで練習するんだよ」
(まぁモナさんの負担は増えるけど)
ヒナ「どうやったら強くなるの?」
ベル「ヒナちゃんもお兄ちゃんが渡したペンは使えるでしょ?」
ヒナ「使えるよ?」
ベル「あれと同じ感じだよ、だから頑張ればできる」
ペンに込めるのは手で触れているから案外簡単にできる、だが魔法に魔力を込めるのは魔力を体の外に出して込めないといけないため難しいよ
ヒナ「じゃあ練習する、練習すればできるよね?」
ベル「もちろん!誰でもできないところからスタートして、みんな頑張って練習してできるようになるからね、だからヒナちゃんもできるようになるよ」
ヒナ「頑張る、頑張ってみんな守る」
ヒナちゃんは両手で控えめに小さくガッツポーズしていた
ベル「じゃあお兄ちゃんは他の子のところに行ってくるから頑張って練習するんだよ?」
ヒナ「うん!」
やる気がこもった返事をした
ベル「じゃあモナさん、お願いね」
モナ「分かりました」
そしてベルはヒナちゃんの下をあとにした