449話 最後のハンデ戦②
449話 最後のハンデ戦②
開始の合図の剣が地面に刺さったと同時にネムが走り出し、走り出したネムを追い越すようにテレスとミーファとレミアの3人の魔法が飛んでいった
ネム「ちょっと3人とも威力強すぎ!どこいったか見えないじゃん!」
3人はしっかり友情の神魔の杖を使っているため一人一人とんでもない威力を出している
テレス「ごめーん!このくらいやらないとベルくんに当たらないから許して!」
ネム「だからってやりすぎ!」
テレス達の放った魔法のせいでベルのいた方が土煙で何も見えなくなっていた
ネム「こんなので本当に生きてるの?」
ネムは土煙の方を見て呆れたように聞いていた
ミーファ「っ!ネムちゃん!今すぐに後ろにジャンプして!」
ネム「?わかった!」
言われた通りにネムは素早く後ろへ5mほど飛び退くと
ドン!
ネム「っ!危なかった」
ネムが元いた場所は小さなクレーターができており、その真ん中にはベルが無傷の状態で立っていた
ベル「ごめんねー、3人の魔法を避けるのにジャンプしたら飛びすぎちゃってね、危なかった」
ネム「危なかったのはこっちの方だよ!」
テレス達3人は特に気にした様子はなかったが、ネムが1人で怒っていた
ベル「ごめんごめん、ステータス半減された状態でさらに重りまでつけてるから力加減が分からないんだよね、だから気をつけてね」
ネム「気をつけるって何を?」
ベル「先生が攻撃を避けたあとの二次被害?」
ネム「3人の魔法より先生の二次被害の方が被害でかいんですけど」
3人の魔法が着弾した場所とベルが着地した場所を見比べると明らかにベルが着地した方が被害が大きかった
{3人の魔法ではほんのちょっと凹んだくらいの地面へのダメージ}
ベル「雲くらいの高さから1000kg持った状態で落ちてきてこのレベルで収まってることを褒めてもいいんだよ?」
ネム(1000kg付けた状態で、しかもあの一瞬で雲までジャンプしてたってこと?)
「それは凄いですね」
ベル「まぁどうでもいいんだけど」
ネム「どうでもいいなら言わないでください」
そんなことを話していると
テレス「ネムちゃんもういいよ!離れて!」
ネム「わかった!」
テレスはネムが離れたことを確認して魔法を発動した
テレス『インフェルノウォール』
「次お願い!」
テレスの放った魔法により、ベルを囲うように炎の壁ができあがった
レミア『レインボーレイン』
レミアがそう唱えると空から7属性の初級魔法である、ファイヤーボールやウォーターボールなどが一気に降り注いだ
テレス「私の壁とレミアの魔法の雨で弾幕は張れてるからミーファはベルくんの位置を探りつつ適当に魔法打ったり武器投げたりをお願い」
ミーファ「レミアは上から私は横からってことね」
テレス「そう、任せるよ!」
ミーファ「任せて!…あとベルくんはまだあの中にいるから!」
そう言ってミーファは近付いて行き、魔法を打ったり空間収納から武器を取り出して投げたりしていた
ネム「私はどうしたらいい?」
テレス「ネムちゃんはベルくんがどう動くか分からないからレミアを守ってあげて、この魔法は広範囲で強いけど打ってる間は無防備になっちゃうから」
ネム「守りね、了解」
そう言って杖を構えた状態のレミアの横へ移動した
テレス(このまま倒せたらいいんだけど)
その後も少しの間続いたが、ベルの反応は特になかった