450話 最後のハンデ戦③
450話 最後のハンデ戦③
戦闘が永遠に苦手(笑)
テレス達は炎の壁に囲われたベルの様子を伺っていた
ベル「これいつまで続ければいいの?」
炎の壁の中からそう声が聞こえてきた
テレス「そのまま負けてくれたら嬉しいな」
ベル「それは無理な相談だなぁ」
テレス「じゃあどうするの?そこから出ようと思ったら炎の壁に当たって負けちゃうよ?」
この炎の壁はベルのことを完全に囲っており、周りはもちろん天井まで付けられていた
ベル「ちょっとだけ面白いもの見せてあげる」
テレス「な、何するの?」
ベル「まぁ見てな」
『消えろ』
そう声に出すと、ベルを囲っていた炎の壁が消えてなくなってしまった
テレス「か、解除魔法はダメだよ!」
ベル「これはとあるスキルの応用でできることだから残念ながらこれは解除魔法じゃないんだなぁ」
テレス「じゃあ一体何なのよ!」
ベル「これはね?言霊ってやつなんだ」
ベルはニヤっと笑いながらそう教えた
テレス「え?……それってベルくんのお母さんが使うやつ?」
ベル「そう、まぁ使う毎に結構魔力持っていかれるから連発はできないけどね」
テレス「なら良かった」
〔みんな!ベルくんが使う言霊も魔力を制限してるから連発はできないみたい!使われたらやばいから畳み掛けるよ!〕
ミーファ〔わかった!〕
レミア〔うん!〕
ネム〔こ、これって念話ってやつ?〕
テレスは3人に念話で話しかけ、2人はいつも通りに会話していたが、1人だけ突然念話で話しかけたことで驚いていた
テレス〔そうよ、とりあえず今は後でね、ネムちゃんは私達の魔法の隙を埋めるように攻撃をお願い〕
ネム〔わかった!〕
テレス達はある程度威力を出すために魔法の詠唱を初めていたため、ネムは自前の短剣を使いベルの懐へと素早く潜り込み
ネム(いくら強くたって見えなければこれは避けれないでしょ!)
そう思いながらネムはベルの首を狙って短剣で切りかかった
ネム「え!?」
ベル「そんなに甘くないよ」
そう言いながらベルはネムの持つ短剣を人差し指と中指で挟んで止めていた
ネム「うっ!動かない!」
ネムは掴まれた短剣を離させようと引っ張っていたが一切動く気配がなかった
ネム「ど、どうして目隠ししてるのに私の剣筋が見えてるのよ!」
ベル「殺気だよ、ネムの倒すって気持ちが溢れ出ていてどう攻撃が来るかがわかるの、だから気をつけるように」
そういい終わりってから短剣から手を離した
ネム(離した!)
「っ!」
ベルが短剣を離して直ぐにネムは再度切りかかろうとした
ベル「ちゃんと受け身取ってね」
ネム「…え?」
ベル『吹っ飛べ』
その言葉と共にネムはテレス達のいる方へと吹き飛ばされて行った
テレス「っ!ネムちゃん大丈夫!?」
ネムはベルに吹き飛ばされ、テレス達の背後にある結界へと衝突して崩れ落ちていた
ネム「だ、大丈夫……でも右手折れたっぽい」
立ち上がったが、ネムの右手は変なところからだら〜んっと垂れ下がっていた
{ハンデ模擬戦では数値が0になるまで特に外傷とかなく戦えていたが途中から痛みはほぼないが骨が折れたりするように変更されていた}
テレス「動けそう?」
ネム「利き手右だから剣は振れない」
テレス「わかった、じゃあ下がってて」
ネム「ごめんね、私がしっかり受け身取れなかったから」
テレス「急にあんなのされたら私でも無理よ、だから気にしなくてもいいわ、ちなみに数値はどのくらい?」
ネム「……あ、あと50」
今の吹き飛ばされた一撃だけで950も消し飛ばされていた
テレス「そう、ちょっと当たるだけでやばいから私達の魔法も気を付けてね」
ネム「うん」
そう返事をしてテレス達の後ろへと隠れていた
ミーファ「テレスー!全然当たんないよ〜」
レミア「当たる気がしない!だから早く帰ってきて!」
テレスがネムのことを見ている間、2人がベルの相手をしていたが、ベルは2人の放つ魔法を綺麗に全て避けていた
テレス「ベルくんに当たらないのなんて百も承知でしょ?いつも追い込むとかしてやらないと当たらないんだから」
ミーファ「さすがに2人で追い込んで当てるのは無理!」
レミア「ベルくんを倒すには最低3人必要だよ?」
テレス「まぁいいわ、ネムちゃんは利き手をやられて実質リタイア!だから一気につm」
ベル「そんな簡単にはやらせてあげないよ?」
テレス「レミア!避けて!」
『完全結界!』
テレスはベルが詰めてきたのをいち早く察知して結界を張った
パリン!
レミア「え?……キャー!」
ベル「からの?」
『吹っ飛べ』
ベルはテレスの張った結界を殴って簡単に割り、レミアの手を掴んで後ろへと投げ飛ばし、そのまま言霊を使って反対側まで吹き飛ばした