477話 体験開始!
477話 体験開始!
朝ごはんを食べたあと
{職業体験中のご飯は全てバイキング形式で用意されたものの中から好きなのを取って食べるよ}
システィーナ「みんないるわね、じゃあ説明するよ」
学園長が話し始めると驚くほど静かになった
システィーナ「この後は各自好きなところに行って職験体験になります、集合場所に関しては昨日貰った城内マップに書いてくれてるからそれを見て移動してね」
?「はい!」
1人の生徒が手を挙げた
システィーナ「どうしたの?」
生徒1「はい、職験体験のしおりには冒険者の体験が2日目と3日目と4日目だけしか書かれていませんが5日目はどうなるんですか?」
システィーナ「それね、それは単純に期間中に3チームに1回ずつ担当してもらうからよ」
生徒1「3チーム?ここに移動する時は5チームいましたよね?」
システィーナ「いたわよ、でも5チームの内2チームが行きと帰りしか雇えなかったの、だから残った3チームで担当してもらうの」
生徒1「なるほど、本当なら4日目も入れる予定だったけどチームがいないからできないってことですね……わかりました、ありがとうございます」
システィーナ「うん、じゃあ他にはある?」
再度問いかけると
?「はい!」
1人が手を挙げた
システィーナ「どうぞ」
生徒2「はい、さっきの冒険者の話なんですが、どうして1日1チームなんですか?」
システィーナ「それはどこかのチームに偏らないためよ、毎日3チームあってそこから同じチームばかり選ばれたら困るでしょ?だからよ、あとは体験する人数が多かったら助っ人として入ってもらうためね」
生徒2「そういう事ですか、わかりました、ありがとうございます」
システィーナ「はい、じゃあ次は?」
また1人手を挙げた
システィーナ「どうぞ」
生徒3「この職験体験は最初に1つ決めたら期間中ずっとそこに行かないとダメなんですか?」
システィーナ「そういう訳じゃないよ、この期間中は午前にどれかに行って午後に別のところに行くってこともできるわよ、もちろん冒険者を選んだ人はどのくらいで終わるかわからないから時間に余裕があったら別のとこに参加してもいいわよ」
生徒3「わかりました」
システィーナ「じゃあ次は?」
誰もいないようだ
システィーナ「いないなら今日の職業体験開始!好きなところにいってらっしゃい」
そう言うと生徒達は各自好きな場所へと向かって行った
システィーナ「ベル君、ちょっといい?」
ベル「どうしました?」
システィーナ「大丈夫だとは思うけど、一応冒険者体験について行ってもら得ないかな?」
申し訳なさそうにお願いしてきた
ベル「どうしてですか?」
システィーナ「冒険者って何があるか分からないでしょ?だから念の為について行ってみていて欲しいのよ」
ベル「それって俺じゃなきゃダメですか?誰か強い人とか」
システィーナ「私の知る限り今1番強いのベルくんだからね」
ベル(冒険者ならいつでもできるから行くつもりなかったんだけど)
「俺は冒険者をいつでもできるので行くつもりはありませんでしたよ?」
システィーナ「そこをなんとかお願いできない?」
手を合わせてお願いしてきた
ベル「じゃあ考えるので少しください」
ベルは黙った
ベル《どうすればいいと思う?》
ピクシー《条件は今すぐに頼めてマスターより強い、もしくは同レベルってことが保証されている人ですね》
ベル《うん、どうする?》
ピクシー《……でしたらハルを出して、冒険者としてついて行ってもらえばいいのでは?》
ベル《関係ない人連れてきていいのかな?》
ピクシー《マスターと接点があるという設定なので問題は無いかと、もしダメなら冒険者として4日間だけ雇われてあげたらいいのです》
ベル《じゃあとりあえずそれで聞いてみるね、もしダメだった時の案も考えておいて》
「じゃあこうしましょう、EXランク冒険者のハルさんをここに呼ぶのでそれでもいいですか?」
システィーナ「確かに実力は証明されてるけど、そんなにすぐ来てくれるの?」
ベル「呼べばすぐに来てくれますよ?」
システィーナ「ならいいけど」
疑いながらも了承した
ベル「外部の人間に任せていいんですか?」
(一応聞いておこ、本当なら不利になるから言わない方がいいんだけど)
システィーナ「まぁいいんじゃない?ベルくんが頼るってことは優しい人みたいだし、それに最強の冒険者と一般的な冒険者の違いとかも見れて面白いと思うから、それもそれで冒険者体験の1つとして体験してもらいましょう」
ベル「それでいいなら呼びますけど」
システィーナ「うん……あ、ちょっと待ってお金って払った方がいいの?」
少し戸惑いながら聞いてきた
ベル(いらないんだけど、いじわるしよ)
「EXランクへの指名依頼は高いですよぉ〜」
ベルはニヤァっと笑いながらそう言った
システィーナ「……ちなみにどのくらいかかる?」
恐る恐るというふうに聞いてきた
ベル「だいたい白金貨10枚ほどが妥当ですかね」
(本当はそんなにいらないんだけどね)
{白金貨10枚は日本円で1000万円です}
システィーナ「学園にそんなお金ないわよ?」
ベル「冗談ですよ?」
笑顔でそう答えた
システィーナ「ほんとに?」
ベル「はい、そもそも俺が提案しておいてお金を払わせるわけないじゃないですか」
システィーナ「なら良かったわ」
胸を撫で下ろしていた
ベル「いつ呼べばいいですか?」
システィーナ「冒険者の人達が出発する前に色々説明しないといけないからできるだけ早い方がいいわね」
ベル「分かりました、じゃあ呼びますね」
『分身 ハルの姿で 5秒後出現』
システィーナ「うん、そうしてくれる?来たら私の所へ伝えに来てね」
ベル「分かりました」
そして5秒後
ハル「呼ばれて飛び出て私です!何か用かな?」
ベル「来ましたよ」
システィーナ「早すぎない!?」
とても驚いていた
ベル「だからすぐ来てくれるって言ったでしょ?」
システィーナ「冗談だと思うじゃん」
呆れたようにそう言った
ハル「それでなんのようなの?」
ベル「今日から3日間だけ冒険者の職業体験に同行して欲しいんだけど、いい?」
ハル「暇だから別にいいけど、具体的に何すればいいの?」
ベル「それは学園長に聞いて」
ハル「今回はベルくんじゃなくてこの人が雇い主なのね」
ベル「そうだよ」
ハル「EX冒険者のハルです、よろしくお願いします」
綺麗にお辞儀をしていた
システィーナ「学園長をやっているシスティーナです、こちらこそよろしくお願いします」ペコ
互いに頭を下げていた
ハル「じゃあとりあえず何をすればいいのか教えて貰える?」
システィーナ「分かりました、まず学園で雇った冒険者チームと生徒達に同行して見守っていて欲しいんです」
ハル「見てるだけでいいんですか?」
システィーナ「一応は、ですが万が一冒険者チームの手に負えない魔物が出たり、生徒達が大怪我しそうな場合は助けてあげてください」
ハル「危なくなれば助ければいいってことね、了解」
(あいつが動かなければ問題ないわ)
システィーナ「はい、その3つさえお願いできればあとは自由にしてもらって結構です」
ハル「とりあえずついて行ってあぶなければ助けてあげればあとは自由ってことね、わかったわ。それでその冒険者チームと生徒達が出発するのは何時くらいなの?」
システィーナ「分かりません、一応集合場所は訓練所になっているのでそこへ向かえば大丈夫ですね、とりあえず冒険者の方にもハルさんが同行することを伝えないといけないので一緒に行きましょうか」
ハル「わかったわ、行きましょうか」
システィーナ「はい」
ハル「じゃあまた何かあったら呼んでね」
ベル「はーい」
(またって、今からが目的でしょうか)
そうしてベルとハル達は別れた