478話 体験開始!②
478話 体験開始!②
ハルとシスティーナの2人と別れたあと
ベル「さて、俺は何しようかなぁ」
?「メイドさんがいいんじゃない?」
ベルは声がした方を振り向くと
ベル「なにしてんの?」
?「ベルくんは何するのか聞こうと思ったけどいなかったんだもん、だから友達に聞いてまだ部屋にいるって言ってたから戻ってきたの」
ベル「テレスだけ?」
テレス「ううん、横に2人も居るよ?」
テレスは扉を少しだけ開けて頭だけ出してベルに話しかけていた、その横にミーファとレミアもいるようだ
ベル「そうなんだ」
そう言いながらベルは部屋の外に出た
テレス「ベルくんは何にするのか決めたの?」
ベル「まだ決めてないよ、だってやろうと思えばいつでもできることばっかりなんだもん」
テレス「じゃあ私達と一緒にメイドさんやりましょ?」
ベル「…うん、なぜそうなった?」
テレス「ベルくんならかわ……メイドさん普段やらないでしょ?だからこういう時にやってみないと!」
テレスは目をキラキラさせながらそう言ってきた
ベル「2人もやるの?」
ミーファ「うん、そうだよ?」
レミア「いつもお世話してもらってるからね、だから自分でもやって見てどんな感じなのか確かめてみたい」
ベル「やることがなければ孤児院のところにでも行こうかと思ってたけど、テレス達が一緒にやりたいならいいよ?」
テレス「本当!じゃあ一緒にやりましょ!」
テレスは嬉しそうにベルの手を引っ張ってメイドの職験体験の集合場所へ向かった
{移動の間にベルは当然のようにピクシーにメイド服を着るんですか?などとからかわれていたよ}
?「そろそろいいですかね、ではメイドの職験体験を始めましょうか」
今いるこの部屋にはメイドが約20人と女子生徒が15人と男子生徒が1人が集まっていた
?「まずは自己紹介ですね、私はこのお城でメイド長を任されているメイリスです、今日はよろしくお願いします」
生徒達「お願いします!」
メイリス「はい、早速ですが皆様に質問をします、メイドとして働く為に1番大事なことはなんだと思いますか?」
メイリスがそう聞くと生徒達は手を挙げた
メイリス「ではそちらの赤い髪の方、解答をどうぞ」
リミ「はい、1番大事なのはメイド服だと思います!」
リミは自信満々に答えた
メイリス「そう思った理由はなんですか?」
リミ「メイド服はメイドをやる上での正装だと思います、なのでメイド服を着ないとメイドとして成り立たないと思ったからです」
メイリス「なるほど、確かに一目見ただけでメイドと分かるメイド服も大事ですね、ですがメイド服を着ただけでメイドになれるなんて考えは甘いですよ?メイド服とは単なる仕事着です、メイド服を着たとしてもメイドのお仕事をできなければただのコスプレした人にすぎませんよ?」
リミ「…ごめんなさい」
リミは説教をされたあとのような謝り方をしていた
メイリス「謝る必要なんでありませんよ、私は怒っているのではなく、今はメイドとしての知識を皆様に教えている段階です、私の今の回答から新たな答えを導き出して見てください」
リミ「わかりました」
そう言って考え始めた
メイリス「では次はそちらの水色の髪の方、解答をどうぞ」
クク「はい!私が1番大事だと思うのは見た目だと思います」
ククは自信満々にそう答えた
メイリス「そう思った理由はなんですか?」
クク「今ここにいる人達や昨日お城に来てから見たメイドはみんな綺麗な人ばっかりだったからです」
メイリス「貴女はそう思ったのですね、ですがここで働くために見た目は全く関係ありませんよ」
クク「そうなんですか?私が見たここで働く人全員が美男美女でびっくりしたんですけど」
メイリス「それは単なる偶然ですね、ここでは週一で1日約1時間しか仕事の時間がありません、なので貴女の言うブサイクな方はたまたま勤務時間外だったのでしょう」
クク「ブサイクとまで言ってませんけど……」
困ったようにそう言った
メイリス「あら?見た目ということはそういうことではなく?」
クク「はい、見た目が綺麗な人という意味です」
メイリス「あぁなるほど、清潔さのことですか?」
クク「はい!」
ようやく自分の言っていることを理解してもらえて嬉しそうに答えた
メイリス「清潔さに関して、まずここでは働く時間の前にお風呂に入って体を綺麗にしてからお仕事が始まります、そして仕事が終わったあとは任意でお風呂に入れるので綺麗に見えるのはそのせいでしょう」
クク「そういうことですね、ありがとうございます」
メイリス「では次はそちらの緑色の髪の方、解答をどうぞ」
リーフ「はい、身分とかですか?」
メイリス「そう思った理由は?」
リーフ「帝国のお城で働くためにはある程度の身分がないとできないのかと思ったからです」
メイリス「確かに帝国は王国よりも位が高いですね、ですがここで働くのに身分は問いません、ただ犯罪者は無理ですね」
リーフ「犯罪者はどこでも同じだと思いますが、どんな身分でもいいんですか?」
メイリス「はい、犯罪者以外で1番身分が低いのが奴隷になりますが、ここでなら主人が許すのであれば身分が奴隷だったとしても働くことが可能です」
リーフ「奴隷でも、ですか」
メイリス「はい、かく言う私も最初はただの奴隷でしたからね」
さらっとそう言った
リーフ「え!?そうなんですか!」
とても驚いていた
メイリス「はい、奴隷時代の私を見つけ出してご購入くださり、今では奴隷という身分から解放していただいて今はここでメイド長という大役を任されています。なので身分は一切関係ありませんよ」
リーフ「まさかメイリスさんが元々奴隷だったとは、見た目からは全く分かりませんね。私からはおしまいです」
メイリス「ありがとうございます、では次の方は」
その後もメイドに何が大事かの質問が続いた