504話 体験したことを共有
504話 体験したことを共有
職験体験1日目全ての体験が終了して、みんなで夜ご飯を食べている時にハンクが聞いてきた
ハンク「なぁベル」
ベル「どうしたの?」
ハンク「今日俺は冒険者体験に行ったんだけどな?助っ人としてEX冒険者のハルが来たんだよ」
ベル「そうなんだ、それがどうしたの?」
あまり興味がなさそうにそう聞き返した
ハンク「あの人っていつもあんな感じなのか?」
ベル「あんな感じって言うと?」
ハンク「何食わぬ顔でとんでもないことする感じ」
ベル「あぁ〜だいたいいつもそんな感じだと思うよ」
ハンク「そうなのか、話には聞いてたがあの人はやべぇな」
テンション高めでそう言っていた
ベル「そんな凄いことしたの?」
ハンク「まずギルド2ってとこで冒険者に絡まれてハルさんがそいつの大斧を粉々に握り潰しただろ?それから移動した森で何チームかに分かれて森に入ったんだが、気付いたらいなくて、気付いたらいただろ?その後に侵略アリ?って奴がいてそいつらを森ごと跡形なく消してただろ?それから森を消す時に一旦離れたハルさんの代わりにハクって子が来たんだが、その子も竜を簡単に倒せるくらい強いはずなのに合流したハルさんはその子泣かせてただろ?それから、ベルから聞く限り転移魔法は大量に魔力がいるはずなのに簡単に使うだろ?もう色々ヤバすぎ」
ベル「…長いわ、話したいならもっとまとめてくれる?」
(記憶共有してたから何やったか知ってるんだけどさ)
ベルがそう言うと
ハンク「簡単に言うとやべぇってことだな」
ハンクは超簡単にまとめてきた
ベル「その程度なら俺でもできる、だからあんまりやべぇとは思はないかな」
ハンク「俺が見てきたやつできるお前も大概やべぇな」
呆れたように言っていた
ベル「まぁね、でもハルさんが本気を出してないから俺でもできるってだけ、だからハルさんがもし本気を出したら俺でも手も足も出ないよ」
ハンク「あれで本気じゃねぇのかよ」
驚きと同時に引き気味でそう呟いていた
ベル「だろうね、そもそも本気で動いた時点で地形が変わるの、だから簡単には本気を出せないんだよね」
ハンク「じゃあ学戦の時は?」
ベル「多分あれで50%とか60%とかかな」
(適当に言ったけど合ってるのか?)
ベルは本当に適当に答えていた
ハンク「それでもお前ら簡単にやられてたよな」
今この場にいるテレス達3人も含まれているようだ
テレス「私達の力なんてきっとハルさんの1%にも満たないわ、だから簡単にやられて当然よ」
ミーファ「私達が勝てるわけないのよ」
レミア「そもそも私たちはベルくんにも敵わないのにハルさんに勝てるわけないよ」
3人は少し諦めたように言っていた
ベル(ごめんよ、本気出してたら3人合わせても1%もないんだ)
ハンク「ならさ3人はハクって子は知ってるか?」
テレス「知らない、聞いたこともないかも」
ミーファ「知らないよ」
レミア「知らなーい」
ハンク「知らないのか、ならベルはどうなんだ?」
ベル(家にいるから)
「普通に知ってるけど」
ハンク「知ってるのか!?」
ベル「う、うん」
ハンクは身を乗り出しながらかなり驚いているようだ
ハンク「知ってるなら聞くけどハクって子は何者なんだ?普通の子があんなに強いわけないだろ?」
ベル「はぁ…お前は何を見てきたんだよ」
呆れているようだ
ハンク「だからハクって子をだよ」
ベル「お前の目にはハクが普通のただの女の子に見えたのか?」
ハンク「いや、翼とかしっぽとか生えてたけど」
ベル「そういうこと、ハクは龍人だよ」
ハンク「それは本人から聞いたよ、なんであんなに強いんだ?それとも龍人って元からあんなに強いのか?」
ベル「ん〜……色々と問題があるから全部は言えないけど、1つだけね」
ハンク「なにか理由があるのか、ならそれでいい」
ベル「高位の龍は人に化ける事ができる」
最大のヒントを教えて上げた
ハンク「は?それだけか?」
ベル「うん、1つって言ったでしょ?」
ハンク「…わかった」
渋々受け入れていた
テレス「ベルくん、その高位ってどのくらいなの?」
ベル「さぁどうでしょう、そこは君達の想像におまかせするよ」
テレス「絶対言えない感じ?」
ベル「うん、言っちゃったらハクが何者かが簡単に分かっちゃうからね、だから言わない」
テレス「そっか」
そう言いながらテレスは少し悲しそうな顔をしていた
ベル「仕方ないなぁ、高位って言うのは危険度SSランク以上の龍だよ」
テレス「……全部じゃん!」
ハンク「ほぼ全部じゃねえか!」
2人の反応を見てベルはほくそ笑んでいた
{龍は幼体を除くほぼ全ての龍が危険度SSランクに分類されている。
危険度とはその魔物の危険度を表す物で、SSランクだと1国が軍を全投入してようやく勝てるかどうかと言うくらいの強さ。この上にSSSとEXがあり、SSSは1国の軍と精鋭とさらに冒険者が総出で戦って何とかギリギリ勝てるくらい。EXは何をしても無駄、勝機の欠けらも無い、大人しく滅ぼされるのを待った方がいい}
ベル「じゃあ何か?EXとか言って欲しかったの?」
テレス「そうじゃないけど、もうちょっと絞って欲しかったかな」
ハンク「そうだな、いくらなんでもSS以上だと絞れない」
ベル「答えを出させないために候補を多くしてるの、だからこれ以上は教えないよ」
(まぁハクって危険度EXになるんだけど)
その後も夜ご飯を食べながらハクのことを色々聞いていた