527話 3日目の職業体験へ
527話 3日目の職業体験へ
みんなと別れてからすぐにベルは集合場所へと向かった
ベル「魔道具店マグテルに行く集合場所ってここで合ってますか?」
?「……ここであってるわ。でも、出発時間はまだだからちょっと待っててね」
ベル「わかりました」
そう言われて待つこと数分、集合場所にはベルを含めて15人の生徒が集まっていた
?「じゃあそろそろ行くよ、はぐれないようにしっかり着いてきてね」
そう言って案内人が歩き始め、それに続き生徒達はぞろぞろとついて行った。
移動を始めてから約1時間、意外と早く目的地へと到着した。
魔道具店マグテルがあるのはドルナード帝都の南側、水路より内側の道路に面した場所にある。
魔道具店マグテルの建物は白い大理石のようなもので作られていて、この辺りでは一際大きく、かなり注目を集める建物だった。
{もし城から徒歩で帝都の外に出ようとするとだいたい2時間くらいかかります}
案内人「今日初めての子もいるだろうから先に言っておくわ、中に入っても不用意に色々触らないように、もちろん商品として置かれているものは購入するまで起動しないようになってるけど、万が一があるから一応触らないでね」
生徒達「わかりました」
案内人「よし、じゃあまずはここの会長に会いに行くよ」
そう言って店の中へと入っていき、そのまま会長室へと向かった
案内人「ここよ、ここからは無礼のないようにね」
チラッと生徒達の方を確認し、そのまま部屋へと入った
案内人「みんなは入れた?」
生徒A「入れましたけど、誰もいませんよ?」
部屋に入って正面にある会長の机だと思われる場所には誰もおらず、部屋のどこにもそれらしい人物はいなかった
案内人「何言ってるのよ、ここにいるじゃない」
生徒A「はい?」
生徒の大半が頭にハテナを浮かべ、言っている意味を理解していなかった
案内人「私がここ、魔道具店マグテルの会長を務めているマグメルよ、よろしくね」
それを聞き、今日初めて来た生徒は目を見開いて驚いていた
{昨日か一昨日来た人は特に驚いた様子はなかった}
マグメル「さて、こんなことしてても時間無駄だから、早速色々と伝えるわね」
パン!っと手を1回叩いて場を整えた
マグメル「この後1人に1人の担当の職人が着いてくれるからその人に色々と教えて貰える。流れとしてはまず、どうやって作るのかを一通り見せてもらった後に、どの工程がその魔道具でどういう役割があるのかなどを教えてもらった後に、実際に自分の手で魔法陣とか魔力回路を組む感じよ」
生徒B「私達に魔法陣とか魔力回路とか組むことができるんですか?」
ここにいる生徒達の全員が思うであろう質問が出てきた
マグメル「字とか図形が上手くかけるなら誰でもできるよ」
生徒B「そうなんだ」
そう質問した少女は少し安心したようだ
マグメル「とりあえず君達に着く職人を呼んでくるからこの部屋で待ってて」
そう言って部屋を出て、すぐに人を連れて帰ってきた
マグメル「じゃあ…その白い髪の子以外の適当な子を1人連れて作業を初めて」
職人達は言われた通りに、適当な生徒を連れて作業場へと向かった
{誰もハブられることはなく、全員が連れていかれました}
マグメル「さて、帝王様の相手は私で大丈夫かな?」
意図的にベルだけを残したようだった
ベル「別に誰でもいいんですけど」
マグメル「私があなたの事を知らなければそれでも良かったかもしれない、でも私はあなたが帝王様ってことを知っちゃってる、だからあなたを他の人には任せられないわ」
ベル「ならマグメルさんで大丈夫です」
マグメル「さんって……まぁいいわ。あと聞きたいんだけど、あなたが帝王様ってこと教えちゃダメなのよね?」
少し小さめの声で聞いていた
ベル「他には言っていいですけど、生徒には話さないでください」
マグメル「了解、じゃあこっちも始めましょうか。私の作業場に案内するから着いてきて」
ベル「わかりました」
マグメルに続いて移動を始めた