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535話 受付嬢の体験の話

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535話 受付嬢の体験の話

レミアが冒険者ギルドの受付の体験での出来事を話し始めた

レミア「冒険者の受付嬢をやるには、まず筆記テストみたいなの受けないとダメみたい」

テレス「テストなんて受けるの?」

予想外の事に少し驚いている様子だった

レミア「なんかね、依頼書を書いたりしないといけないから、どのくらい文字を綺麗に書けるのかを見るテストみたいだよ?」

テレス「それってどのくらい綺麗じゃないとダメってあるの?」

レミア「分からない。私は合格だったから、私と同じくらいかそれ以上に綺麗じゃないとダメじゃないかな?」

{公爵令嬢ということもあり、レミアの書く文字はかなり綺麗だよ。一応文字の綺麗さで並べると、1番綺麗なのがベル、次がテレス、その次にミーファ、最後がレミアの順になる}

テレス「じゃあ結構綺麗じゃないとダメなんだ」

少し驚きながらも納得したように答えていた

レミア「依頼書って多分色んな人が見るから、綺麗に書けないとダメなんだろうね」

ミーファ「それはそうでしょうね。そのテストで合格しなかった子はいたの?」

レミア「どうだろう?今日初めて行った子たちはみんな合格してたと思うよ」

少し自信がなさげで曖昧な感じだった

ミーファ「そっか、他には何をしたの?」

レミアがほとんど覚えてないことを察して話題を変えた

レミア「補助に着いてもらいながらだけど、受付の仕事の体験をしたよ」

テレス「へぇ〜、やらせて貰えたんだね」

ミーファ「テレス、体験が受付嬢なんだから受付をするのは普通じゃない?」

テレス「それもそっか。でも、受付って実際何をするの?」

不思議そうに聞いた

レミア「私がやらせてもらったのは、依頼の受理と依頼の張り出しの2つだけだったよ」

テレス「意外とやることは少ないんだね」

レミア「それは違うと思うよ?私達がただの体験だからやらせて貰えないだけで、他にもやることがあるんじゃないかな」

ミーファ「他には冒険者登録とかもあるでしょ?」

テレス「あぁ、それもあったね。でもレミアはやらなかったんでしょ?」

レミア「うん。今日は多分、登録しに来た人はいないんじゃないかな?」

テレス「そっか、確かにそんなタイミングよく来るわけないよね。じゃあ面白いことはあった?」

気になることを色々聞いていた

レミア「んー……面白いかって言われたら微妙だけど、どんな人がどんな依頼を受けるのかを見られて私は面白かったよ」

そう言いながら満足そうな表情を浮かべており、しっかりと体験を楽しめたようだった

テレス「レミアが見た人の中に強そうな人はいた?」

レミア「うん、1人居たよ」

テレス「どんな人だった!」

レミアの言う強そうな人に、テレスは何故か興味津々だった

レミア「なんかね、黒い髪で背が高くて、明らかに強いオーラが出てたよ」

テレス「私達も何回か街に遊びに行ったりしてるけど、1回もそんな人見た事ないよね?」

ミーファ「だね、最近来た人なのかもよ?」

テレスとミーファの2人は「どうなの?」と言うようにベルを見ていた

ベル「そんなに見られても、俺は知らないよ?」

困ったような表情をしながら答えていた

テレス「ベルくんも冒険者をやってるから1回くらいは見たことあるんじゃないかなって思ったけど、知らないんだ」

少し肩を落としていた

ベル「そもそも俺は他の冒険者とあんまり関わらないからあんまり知らないよ」

テレス「そっか」

ベル「でも、ここの近くにSSランクの迷宮があるんだけど、その人はもしかしたらそこに挑むために来たのかもね」

テレス「え!?そんなのあったの!」

ミーファ「そんなのあったんだ!」

レミア「それは知らなかった!」

ベル「そうなんだ、あっちの方の森にあるよ?」

そう言いながら北の方角を指さしていた

テレス「そうなんだ、知らなかった」

ベル「まぁテレス達が行くような場所じゃないからね」

テレス「どうして?」

不思議そうに聞いていた

ベル「すごく危ない」

テレス「ベルくんに鍛えられた私達でも危ないの?」

ベル「完全攻略しようと思ったら、俺がテレスの体を動かして戦ってた時のこと、覚えてるでしょ?」

テレス「うん」

ベル「あれくらい動けないの危険かな」

(本当はそんなにいらないけど)

テレス「そっか………」

そう言って何かを考え込んでいた

レミア「ハンクくんは驚かないの?」

ハンク「何に?」

レミア「ここの近くにSSランクの迷宮があることに」

ハンク「別に驚きはしないな」

レミア「どうして?」

ハンク「どうしてって、普通にあるのを知ってたからな」

レミア「えっ、知ってたの?」

ハンク「うん」

レミア「そっか、だから黙ってたんだ」

ハンク「そういうことだ」

その後も話を続けながら、夕食を楽しんでいた