549話 ボス部屋での試練③
549話 ボス部屋での試練③
ボスが倒れ、そのまましばらく観察した
テレス「倒せたよね?」
ミーファ「動かないから、倒せたと思うよ」
レミア「倒せたんじゃないかな」
3人は顔を見合わせ、慎重に倒れたボスを確認した
テレス「やったー!」
ミーファ「倒せた!」
レミア「勝てた!」
3人は互いに顔を見合わせ、喜びが爆発し、両手を上げて飛び跳ねながら歓声を上げた
「おめでとう、3人とも」
その声を聞いた瞬間、3人は驚いて振り返った
テレス「っ!!」
ミーファ「よかった!」
レミア「ベルくん!」
3人は振り返るなり、声の主を確認して一斉に抱きついた
テレスは無事に起き上がったことに喜びを感じ、今にも泣き出しそうな表情で抱きついていた。
ミーファはその嬉しさで、満面の笑顔を浮かべながら抱きついていた。
レミアは顔を見た瞬間に安心から涙が溢れ、泣きながら抱きついていた
テレス「よかった……ほんとに良かった……! こんなに心配したんだから……!」
その後、3人は気持ちが落ち着くまで抱きついたまま、「無事でよかった」「安心したよ」と声をかけ合い、しばらくそのままでいた
3人の気持ちが落ち着くと、しばし沈黙が訪れた。その中でベルは軽く息をつき、にっこり微笑んだ
ベル「俺があの程度でやられるはずないでしょ?」
テレス「でもベルくん、全然起き上がらなかったんだもん……」
ベル「それは悪かったね。心配かけちゃった」
テレス「……?」
ベル「……俺が起き上がらなかったのには理由があるの、聞く?」
テレス「えっ?」
ミーファ「どういうこと?」
レミア「……聞く」
テレスとミーファは離れたが、レミアはそのまま抱きつきながら聞いていた
ベル「わかった。さっきまでは自分たちで対処できなくても、心のどこかで俺が助けてくれるって思ってたでしょ?」
テレス「それは…」
ミーファ「どうだろう?」
レミア「…うん」
ベル「だから、俺が一度やられたフリをして、守ってもらえるという安心感をなくしたの」
3人はベルの言葉の意味を噛みしめるように黙り込んだ
ベル「……どうだった?」
こうして、今回の戦いの反省会が始まった
今回が短くなっている分、次の話がかなり長くなる予定です