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553話 最後の体験内容の共有②

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

553話 最後の体験内容の共有②

ハンクは施設について聞き始めた

ベル「いいよ、何が知りたい?」

ハンク「まずはあのバカ広い訓練所から。なんであんなに広いんだ?」

ベル「?…普通に空間魔法で広げてるだけ。部屋も一部広げてるよ」

ハンク「…そういえば普通に使えるんだったな」

ベル「まぁね。他には?」

ハンク「じゃあ、あのベッドルームはどうなってるんだ?」

ベル「どうなってるって聞かれても…普通だけど?」

ベルは、ハンクが何を知りたがっているのか分からず、説明に困っていた

ハンク「子供たちが多いからベッドの数が多いのは分かる。でも、それにしても特殊すぎるだろ」

ベル「そうかな?普通だと思うけど」

ハンク「あれがか?」

ベル「うん」

ベル「うん」

四葉孤児院のベッドルームにはコの字型のベッドがあり、その上に左右逆向きのコの字型のベッドを重ねて二段ベッドを作っていて、それが何台も並んでいる

ベッドとベッドの間には、下の子と上の子のためのスペースが確保されており、その間を防音カーテンで仕切ることができる。

カーテンは右側の子と左側の子の間に設置されており、左右それぞれに曲がる仕様になっている。

カーテンを完全に閉じて固定すると中の音と外の音が遮断され、周囲を気にせずに寝かしつけやお昼寝ができる。

固定しなければ音は通るため、必要に応じて遮音レベルを調整できる。

また、カーテンのデザインは子供たちの希望に合わせており、右側用と左側用で異なるデザインが施されている

さらに、大人たちにはカーテンの音遮断機能を変更できる権限がある。

外の音だけを聞こえるようにすることや、中の音だけを聞こえるようにすることが可能だ。

ただし、外の音を聞こえるようにする機能はほとんど使われず、主に中の音だけ聞こえる機能が活用されている。

これは赤ちゃんの寝かしつけに使われることが多く、周囲の音を遮断して赤ちゃんが眠れるようにしつつ、赤ちゃんの泣き声は大人に聞こえるようにするためのものだ

ハンク「…なんというか、金がかかりすぎだな」

ベル「そう?でも全部俺が作ってるから、実際には一切使われてないけどね」

ハンク「めんどくさがりのお前がか?」

普段からベルは「めんどくさい」と言って何でも放棄することが多いため、ハンクは冗談のようにそう聞いていた

ベル「子供たちのためなら、めんどくさかろうと何でもやってあげるんだよ」

ハンク「じゃあ俺らも一応子供だぞ?お願いしたら聞いてくれるか?」

ベル「知るか、バーカ」

ハンクの言葉に、ベルは突っぱねるように言い放った

ハンク「ひっでぇな、お前の子供の認識はなんなんだよ」

ハンクはベルにそう言われると、笑いながら尋ねていた

ベル「成人前の15歳以下の子たちだよ」

ハンク「じゃあ俺も含まれてるのか?」

ベル「ハンクは判定外」

ベルはキッパリと言い切った

ハンク「テレスたち3人は?」

ベル「当然含まれる」

ハンク「じゃあ俺以外の同級生は?」

ベル「含まれる」

ハンク「俺は?」

ベル「含まれない」

ハンク「酷すぎる!」

ベルとテレスたち3人は、ハンクの反応を見て思わず笑っていた

ハンク「こんなんもういじめだろ、俺泣いていいか?」

ベル「勝手に泣けば?ハンクだから含まれてないんだよ」

ハンク「酷すぎる……テレスたちはどう思うよ、俺がこんな扱いされてるのを見て」

ハンクはテレスたちに助けを求めるように聞いていた

テレス「いつもの事だから諦めた方がいいんじゃない?」

ミーファ「いつもと変わらないよ?」

レミア「普段からそんな感じだよ?」

ハンク「…そうか」

ベル(しっかり含まれてるから安心しろ)

ハンクはそれを聞いて、半ば諦めたように肩を落とした

ハンク「もういいや、他のことを教えてくれ」

ベル「何が知りたい?」

ハンク「じゃあ、騎士たちが普通に子供たちと遊んでたけど、あれはどういうことなんだ?」

ベル「あれは普通に警護してる騎士だよ」

ハンク「警護してるのに遊んでいても問題ないのか?」

ベル「うん、入口のところに1人が待機してて、その人が入口周辺を監視してる。怪しい人が近づいてきたら念話で共有して、騎士たちがすぐに集まる。だからそれまでは監視役以外の騎士は、子供たちが望むなら遊んであげるように言ってるよ」

ハンク「そうなのか。じゃあ外から騎士が連れてきた子供たちはどうなるんだ?」

ベル「あれは迷子だね。騎士たちの巡回中に見つけた迷子を孤児院で保護してるんだよ」

ハンク「へぇ〜、じゃあ子供たちが鎧着て遊んでるのは何で?」

ベル「騎士ごっこだね。入口で騎士が待機しているのを見て、子供たちが真似したいみたいだから、小さな鎧を作ってあげたの。まぁ剣はおもちゃだけどね」

ハンク「あれで?」

ベル「うん、子供たちが遊ぶためのものだから、本物じゃなくて安全な素材で作られてるよ。そうしないと怪我しちゃうから」

ハンク「本物にしか見えないくらい精巧だったぞ?」

ベル「さすがにね、鎧も本物だと重すぎるからかなり軽い素材でできているよ」

ハンク「なら安心だな」

その後もハンクは四葉孤児院のことを色々と聞き進めていた