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564話 ギルドで聞き込み

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564話 ギルドで聞き込み

完全に投稿日を勘違いしていました

本来なら5月2日なのに、5月4日だと思ってました

レストくんを見送ったあと、ベルはすぐに捜索を開始した

「まずは、冒険者ギルドで聞き込みをしてみよう」

《それでしたら、ハルも出して2人で捜索した方が効率が上がりますよ》

「それもそっか」

『ハル 召喚』

すぐにベルの隣へハルが現れた。

ちなみに『ハル 召喚』とは言っているけど、実際は分身を出してハルに変身させるという一連の流れを、簡略化してそう呼んでいるだけだ

「そういうことだから手伝って?」

「了解、なら早く行きましょ」

その後すぐに、2人で冒険者ギルドへと向かった

「可能な限りどんな手段を使ってでも、情報を集めて」

「記憶覗いちゃうぞ?」

「早くできるならそれでもいいよ」

「そう、なら記憶は覗かないようにするわ、ピクシーも大変だと思うし。私はその辺で適当に聞き込みをするわね」

「それでお願い、俺も聞き込みをするから」

「よし、じゃあ行こう」

冒険者ギルドの前で簡単に作戦会議をし、決まったところでギルドへと入った

「私はあっち、ベルはそっちね」

「了解、EXだから何してもいいよ」

「もちろん、ベルもSSSだからやりたいようになりな」

「当たり前でしょ、俺は子供のためならなんだってするよ」

そう言って、2人は別れて聞き込みを始めた

「ちょっといい?」

席についてのんびりしていた冒険者1人に声をかけた

「どうした?」

「先週から今日にかけて、この子と同じ髪の女の人見かけなかった?」

そう言いながらベルは、レストくんの写真を見せた

{念写の魔法で写真を作り出した}

「こいつと同じ髪色の女?」

「そうそう、探してるんだよね」

「そっか、すまねぇが見てねぇな」

「そう、ありがとう……これお礼ね」

そう言って金貨1枚を机へと置いた

「いいのか?俺は何も教えられてないけど」

「いいのいいの、その代わりもし何か思い出したり見かけたら俺に声掛けて」

「わかった、もうちょいしたら俺の仲間も来るからそいつらにも聞いてみるよ」

「何人?」

「2人だな」

「そう、じゃあ追加ね」

そう言って追加で金貨2枚を机へと置いた

「マジかよ!」

「その代わり、なにか分かったら教えてね?じゃないと許さないよ?」

「わぁってるよ」

(ったく、ガキのくせに金払い良すぎだろ)

「じゃあお願いね」

そう言って、ベルは別の冒険者の元へ向かった

一方、ハルの方は――

「ちょっといい?」

「どうしたの?」

「人を探してるんだよね、この子と同じ髪の女性知らない?」

そう言ってハルもベル同様に写真を見せた

「ん〜……知らないね、重要な人?」

「ううん、ただ探してるだけ」

「そうなのね。でもごめんね、私は知らないわ」

「そう、ならいいわ……情報料ね」

そう言って机に金貨1枚を置いた

「そういうことなら有難く貰うわ」

「その代わり、なにか分かったら私かあっちの子のどちらかに教えて」

「げっ……その人ってそんなにすごい人なの?」

「違うよ、ただの一般人」

「じゃあ、なんでそんな人を人類の頂点の2人がわざわざ探してるのよ?」

「この写真の子のお母さんなの、先週から帰ってきてないって言うから探してるのよ」

「そうなのね、人類最強でもそんな依頼受けるんだ」

「依頼というかあの子の頼みだけどね」

「そう、まぁ私はなんでもいいけどさ。あなたみたいな人が人を探してるなら、全体に呼びかけた方が早いんじゃない?」

「協力してくれると思う?」

「無名なら怪しいけど、あなたみたいな有名人なら協力してくれると思うわ」

(協力しないと何されるか分からないし)

「ありがと、聞いてみるよ」

「どうぞご自由に。私はちょっと助言しただけだから、気にしなくていいわ。もちろん見つからなくても私の文句言わないでね?」

どこか保険でもかけるかのように最後につけ加えていた

「私は誰かみたいに後から文句言ったりしないから、大丈夫よ。それじゃあ、ありがとう」

そう言って、ギルド内の全体が見渡せる場所へと移動した

「みんなちょっと注目!」

ハルはギルド1階の全体に届く程度の声で呼びかけた

「この子と同じ髪の女性、見かけなかった?」

そう言って念写の写真を掲げると、ギルド内の視線が集まった

「……あれ、誰かに似てないか?……いや、気のせいか?」

「いや、こんな特徴的な髪色、見てたら覚えてるだろ」

依頼を待つ冒険者や、酒場の席にいた者たちがざわめき始める

「この子のお母さんなの。先週から戻ってきてないっていうから、探してるの。些細なことでもいいから、心当たりがあったら教えて」

ギルド内の冒険者たちは顔を見合わせたり、記憶を探るように唸ったりしていた

「……悪いな、俺の記憶にはねぇや」

「こっちもダメだ。最近はずっと山の方だったしな」

「女性って言っても年齢は?身長は?特徴とか他にあるか?」

いくつかの声が上がり始める中、ハルは一つずつ丁寧に答えていく

「年齢はたぶん30前後、身長は分からない。髪はこの写真と同じ、服装は……その日によって違うけど、冒険者風ってより、一般の人みたいな感じかな」

その情報を聞いて、再び冒険者たちは沈黙しながら考え込んでいた

「可能性ってだけでもいい?」

「うん、どんな些細なことでもいいから教えて」

すると、1人の女性が前に出てきた

「なら……確か3日前かな。その日の朝に、緑っぽい髪の女の人を見かけた気がします」

「ほんと?どこへ行ったか分かる?」

「えっと……私、東の壁の近くに住んでるんだけど、その日の朝にギルドへ向かう途中、すれ違ったの。だから、東側に向かってたんじゃないかと思う」

「東……ね。情報ありがとう……はい、情報料ね」

ハルは優しく微笑みながら、金貨1枚を手渡した

「あ、ありがとうございます」

そう言って、女性は少し戸惑いながらもぺこりと頭を下げ、その場を後にした

〔聞こえてた?〕

〔うん、俺は見てくるよ。ハルは中を任せたよ〕

〔了解。中は任せて〕

ハルがそう念話を返すと、ベルは外へと向かった

(東か…とりあえずドルナードで聞いてみようかな)

そう言って、ベルはドルナードへと向かった