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レベル限界 中篇

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

レベル限界 中篇

連続更新です(05/12)

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「──というわけで、俺はレベル999だ」

ただ事実を告げたのだが、拓真は訝しむ死線を向けてくるだけ。

あれからすでにログアウトを行い、一日という時間が経過している。

「なんだよ、そのウェブ小説にありそうな言い方。というか……もう、ムチャクチャだ」

「そう言われてもな……魔力と器用さ以外のパラメーターは伸びてないんだから」

種族レベルを目標値まで上げたのだが、やはり俺に掛けられた縛りは変わらずに働く。

というか、特に変わる理由なんかもないのでそのままなわけだ。

「その分、二つがそれなりに伸びているだろう? 装備とか職業で補ったとしても、完全にステータスポイントが立派なんだ、それはもう充分な力だろう」

「だからチートってか? あんまり言いがかりはしないでもらいたいんだが……それ以上のことがあったからこそ、呼んだんだし」

「──あー、そういうえばそうだっけ? いきなり衝撃的なことを言うから、すっかり抜き落ちていたな」

俺の力は代償があってのものだ。

それを踏まえずに力を得ることはできないだろうし、ゲームとしての楽しみを削る行為とも呼べよう。

それでも行えたのは、家族のためという大きな使命感があったからだ。

……まあ、今ではそれ以外にも理由ができたわけだが。

「話を戻すか……レベルを999にするには面倒な条件がある。これは、とっくに掴んでいるよな? 普通は先に250になったときに、レベルが一時的にカンストする」

「ああ。進化を重ねる、それか特殊な称号を得ることでそれを突破できるんだろう? クエスト達成が本当のやり方だ」

「俺もクエストだな。間違いなく、クエストの中では異常な方だと思うけど……とにかくだ、そうやっていくといずれは届くんだよ、レベル999にさ」

「……さっきからその言いぶり、もしかして何かあるのか?」

どうやら気づいてくれたようだ。

最終的にはバラすつもりではあったが、やはり段階を踏んだ方が面白いからな。

「そう、あれはレベルを999に届かせたそのときだった。突然目の前にUIが表示されて、いろんなことを知った」

「いろんなこと、ねぇ……それは、俺が教えてもらえることなのか?」

「そうじゃなきゃ、俺がわざわざこういう場で話すわけないだろう。隠すことなんてしない、話せることは話すって」

拓真もこの言葉の裏は読んでいる。

つまり、話せないことも存在すると。

ゲームの中ではないので、発言の自由は守られる……それでもなお、話せない。

それがどういう意味なのか、拓真は分かっているのだ。