自称宇宙飛行士とよしよし担当 その3
自称宇宙飛行士とよしよし担当 その3
宙科そぴあ[2人ともお疲れ様〜]
熱千めら[お疲れ様なのじゃ〜]バイバイ
百灯キョーコ[お疲れ様〜]
仕事を終えたそぴあは事務所を後にする。
近年、ホロライブはユニットとしての活動に重点を置いており、今日も今日とて「アソビ★まわり隊!」としてのお仕事をこなしてきた。
めらちとキョーコにさよならを告げ、一足先に事務所を後にする。
その刹那、そぴあのポケットに入っていたスマホの通知音がなる。
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<つづり>
🐐💌〖そぴあもう帰っちゃった?〗
〖うん。今帰ってるよ〗📡
🐐💌〖えぇ〜一緒に帰ろうと思ってたのに〜〗
〖まだそこまで歩いてないけど…
待ってるよ? 〗📡
🐐💌〖いや大丈夫。すぐに追いつくから〗
〖わかった。少し遅めに歩いてるよ〗📡
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通知音の招待はつづりからの連絡だった。
そぴあが帰る頃、つづりはマネージャーさんと少し話していたため、つづりに"帰る"とは言えていなかった。
そぴあ[遅めに歩くと言ったけど…待ちますか]
通行人の邪魔にならないよう端に寄りつづりのことを待つことにした。
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<つづり>
(写真添付)📡
〖ここで待ってるから〗📡
🐐💌〖おぉ自撮り…ありがとよ妹よ〗
〖お姉ちゃんに任せて!〗📡
🐐💌〖つづりお姉ちゃん直ぐに向かいます!〗
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何故かは分からないが、つづりはよくそぴあのお姉ちゃんを装ってくる。
お姉ちゃんはそぴあなのに(??)
そぴあ[あ…───────っ!]
遠目につづりのようなビジュアルの人間がいたため、そちらの方向に歩こうとした。
だが、そぴあが進む方向とは逆向きの力に引っ張られ突如として視界は暗闇に支配されてしまう。
そぴあ[いたっ]ドサッ
乱雑に、路地裏の再奥の壁に押され背中をぶつける。
目の前にはニヤニヤしている男が3人いた。
男1[おっ結構上物じゃん]
男2[ダメだよお嬢ちゃ〜ん一人でいたら]
男3[で?こいつどうすんの?]
心の中が恐怖に支配されていくのを感じる。
多対一、しかも男性3人と女性1人という絶望的な状況。
そぴあ(…どうするか)
でも妙に落ち着いていた。
この状況をどう打開するか──もうその思考に陥っていた。
──────以前とは違い背負っているものが桁違いに多い。
今のそぴあには待ってくれるファンの皆や仲間がいる。
ここで終わる訳には行かない。
男1[とりあえず愉しもうか]
不敵な笑みを浮かべながら、男の魔の手がそぴあに伸びてくる。
そぴあ[ふん!]
男1[あ゙ぁ゙!?]
ガラガラのオスの急所に思いっきり蹴りをお見舞いしてやった。
男2[うわぁ…いたそ]
男3[こいつっ!]
2人いるうちの1人がそぴあ目掛けて拳を飛ばしてきた。
力のベクトル────相手の力のベクトルとは違う角度で力を加えることで安易に相手の体制を崩すことができる。
予測通り、男の体制が崩れたところにオスの急所に蹴りをお見舞いする。
男3[ゔっ!?]
男2[ひゅ〜かっくいい〜]
男二人を制圧。
残るは楽観的な態度の男だけになった。
男2[まさかこんなに強いなんてね。俺は痛い思いはごめんだ]
降参を表すように両手を上にあげる男。
それを見たそぴあは警戒しつつも走り出す。
時々追いかけてきていないかと、後ろを確認する。
前方を確認後、後ろを確認すると男の姿がなかった。
そぴあ[っ!どこに…]
一瞬思考が止まる。
だが、その一瞬の静寂が命取りだった。
男2[ダメだよ一瞬でも目を離しちゃ。こうして後ろ取られちゃうよ?]
片手で口を塞がれ、もう片方の腕で首を絞められる。
いつの間にか男は後ろにいたのだ。
そぴあ(どうして後ろにっ……まさか壁を使って上に!?)
現実的に考えて、壁を蹴って上に行くなど不可能だ。
可能だとしても相当の筋力を有していない限りできない業であろう。
反証可能性───────カール・ポパーが提唱した、仮説が実験や観察によって誤りであると証明できる仕組みのこと。
そぴあ(科学において最も基礎な「観察」を怠っていた…逃げるのに必死でよく男のことを見ていなかったんだ)
段々と首を締め付けられていく。
呼吸が困難になり脳に酸素が送り届かなくなる。
そぴあ(ここで……終わりなのかなぁ…)
男2[いだっ……は?]
半分諦めかけていた。
だがそんな時、微かに香る煙のような匂いと首にかけられている腕の力が段々と弱まっていくのを感じる。
ここしかないと思ったそぴあは、ありったけの力を込めて腕をどかしその場から脱出する。
そぴあ[ゴホッケホッ……一体何が…]
目の前には、先程までそぴあの首を絞めていた男が血を流している。
男2[おいおい勘弁してくれよ…]
そぴあの向こう側、男の見る先には誰かがいるようで男が落胆する様子が伺える。
男2[なぁお前嬢ちゃんの知り合いかい?なら話し合いでっ]
再び香る煙の匂いと共に、男は血を流して倒れてしまった。
逆光でよく見えないが、こちらに歩いてくる者が。
そぴあ[…つ…づり……?]
鈴鳴つづり[っ!!そぴあっ!]ダキッ
そぴあ[わわっ!]
なんとなんと、歩いてきたのはつづりで、そぴあの姿を見た瞬間に抱きついてきた。
つづり[よかった……良かったよぉ…]ポロポロ
そぴあ[てかなんでここに…]
つづり[とりあえずここを離れよう!]グイッ
少し涙ぐんでいるつづりは、そぴあの腕を引き路地裏から脱する。
その勢いのまま走り続け気がついたらそぴあのお家にたどり着いていた。
つづり[はぁ………怖かったぁぁ…]
家に着いたつづりはソファに深く座り深い深い声を漏らす。
いや怖かったのはそぴあの方なんだけど…と、ツッコミを入れたくなる。
そぴあ[…そぴあ……生きてるんだ…]
五体満足にある体を再確認して、改めて生きていることを実感する。
緊張が解けたからなのか、目頭が熱くなり頬に伝う涙に気づく。
そぴあ[あ、あれ…そぴあなんで泣いて…]ポロポロ
路地裏の時、そぴあは極限の集中モードに入り交感神経が優位になりその場の状況しか考えられなかった。
今は副交感神経が優位になり緊張が解け、涙を流している。
医学的にも心理学的にも至極一般的な生理現象である。
そぴあ[そっか…そぴあ怖かったんだ…]ポロポロ
つづり[そぴあ…]
確かに怖かったのだが涙を流すほどではなかった。
そぴあ自信も気付かぬ程のプレッシャーと緊張感がそぴあの体を支配していたんだ。
そんなそぴあを前に、つづりはそっと近ずき頭を撫でて抱きしめてくる。
つづり[ごめん……つづりがもっと早くきてれば、そぴあがこんなに悲しむこともなかったのに……]ナデナデ
そぴあ[ううん…来てくれてありがとう……最高にお姉ちゃんだったよ]ポロポロ
ただつづりの胸の中で、泣きじゃくるしかそぴあには出来なかった。
to be continue
ども如月です
短編ということで少し雑になっちゃいました
まぁこのくらいがちょうどいいよね
ちなみに次でこの短編はおしまいです
ちょこっとだけ新しい書き方に挑戦してみました
少しだけLINE風にね
どうですかねよくできてましたか?
ぜひコメントで教えてください
そういえば、なんか最近色んな界隈の治安が悪いですよね
もちろんホロ界隈もですけど
私はそんなの関係なくこれからも活動を続けていきますよ
投稿頻度は遅いですが、気長に待っててください!
それではまた次回!じゃあね!